草の根協力支援型

平成14年度 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名フィリピン
2.事業名フィリピン国アグロフォレストリーによる持続可能なエコシステムの構築
(副題)世界遺産のフィリピン・イフガオ棚田の保全
3.事業の背景と必要性

イフガオ州の棚田は、上方にある森と一体をなしているが、その森が伐採、焼畑等により激減したことから、湧水が枯渇し農業・生活用水の確保が難しく、自給自足のための米生産もままならず、また地力の低下による土砂崩れなどにより地域住民の生活が脅かされている。アグロフォレストリーを進めることにより、地力を回復させ、棚田の保全を図る。棚田が回復することによって食糧・水が確保され、地域住民の生活安定を図ることができる。

4.事業の目的
  • 対象地域が植林され、適切に維持管理される。
  • 対象地域において、焼き畑農業に代わる新たな農耕体系が構築され、収入源が確保される。
5.対象地域フィリピン国イフガオ州フンドゥアン郡
6.受益者層フンドゥアン郡地域住民
7.活動及び期待される成果
  • 苗床の設置、育苗技術に関する研修の実施、山腹斜面への植林を通じて荒廃森林が植林される。
  • 現地植林組合の設立、現地指導者の育成を通じて植林組合が自立・運営される。
  • 現地指導者の育成、セミナーの開催、マニュアルの作成、モデル農場の設置、を通じてアグロフォレストリーが実施される。
8.実施期間2003年3月〜2005年3月(2年1ヶ月)
9.事業費第一年次契約金額:50千円(精算金額:50千円)
第二年次契約金額:6,135千円(精算金額:6,135千円)
第三年次契約金額:3,815千円(精算金額:3,815千円)
10.事業の実施体制長年にわたって植林経験のある相手国側実施機関Ifgao Global Forest City Movement(IGFCM)を中心として活動し、IGFCM・郡政府が技術指導、苗床・事務所を提供。IGFCMの農林業改良普及員2名、郡資金により派遣される農業改良普及員2名、現地プロジェクトマネージャー(IGFCM)2名、IKGSから派遣されるプロジェクトマネージャー1名が、管理体系の中心となる。
II. 実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 IKGS緑化協会
(IKGS Reforestation Campaign, Inc)
2.活動内容日本産クズによるピナトゥボ火山被災地の緑化活動、高校生・大学生による現地植林ボランティア活動、市民による国際交流イベント、等
3.対象国との関係、協力実績当協会は発足以来、フィリピン政府の理解のもと、主にサンバレス州での緑化事業と先住民族の支援活動で実績を上げている。本事業は現地NGOと地方政府からの支援要請に基づき立案されている。