草の根協力支援型

平成15年度 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名フィリピン
2.事業名パヤタス地区での医療および収入向上支援事業
3.事業の背景と必要性

ケソン市パヤタス地区のゴミ集積場の周辺には、約1万人の低所得者層が居住しており、多くの住民はリサイクルできるゴミを換金することで生計を立てている。地域住民の生活環境は劣悪で栄養状態も悪いために、結核や破傷風などの感染症や、気管支炎、慢性的な下痢や高熱など様々な病気に苦しんでおり、乳幼児の栄養不良率も深刻である。こうした状況から、住民の最低限の健康を確保するとともに、生きることへの希望や意識を改善することが必要である。

4.事業の目的フィリピン国ケソン市パヤタス地区においてコミュニティケアセンター(CCC)を新設し、地域内の医療活動の拠点として機能させ、併せ住民自助グループを育成する。
5.対象地域フィリピン共和国マニラ首都圏ケソン市パヤタス地区第2地区
6.受益者層地域住民約4000人
7.活動及び期待される成果
  • コミュニティケアセンター(CCC)の開設(現共同作業所を改装し、医療スタッフを常駐させ、無料診療、乳幼児栄養改善、集団検診・予防接種等を行う)
  • コミュニティヘルスワーカーの育成(住民の中から育成、巡回し健康相談や生活改善に取り組む)
  • 持続的な活動を担う住民グループの強化(ハンディクラフト作業所の運営を向上させ、収入向上と生活向上を図る)
8.実施期間2003年11月〜2005年03月(1年5ヶ月)
9.事業費第一年次契約金額:3,458千円(精算金額:3,053千円)
第二年次契約金額:6,945千円(精算金額:6,384千円)
10.事業の実施体制
  • 現地実施体制:プロジェクトマネージャー及び現地調整員を配置し、自助グループの組織化を指導し、医療スタッフとともに事業を推進する。職業訓練の受講者から派生した自助グループが共同作業所を運営。
  • 国内支援体制:国内調整員を配置し、現地との連絡調整、広報(ホームページ、メーリングリスト、会報、学校訪問)、報告書作成、経理等を行う。
II. 実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 アジア日本相互交流センター
2.活動内容フィリピン国ミンダナオ南部での教育支援活動、パヤタス(マニラ首都圏)での医療支援、職業訓練支援、及び山村サンイシロ(ルソン北部)での教育支援を行う。国内ではワークショップ、講演会、写真展、NGO出前講座、スタディツアー、ミンダナオ里親、フェアトレード、クリスマスカード送付、文房具の物資輸送等を行う。
3.対象国との関係、協力実績1997年より現地NGOの協力の下、活動を行っている。受益者が自助グループを形成し、主体的に地域開発活動を行う意識が芽生えている。