草の根協力支援型

平成16年度 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名フィリピン
2.事業名アムナイ川流域識字教育推進事業
3.事業の背景と必要性

ミンドロ島に居住する少数民族マンニャン族は、成人識字率がゼロに近く、乳幼児死亡率は60%(ともに実施団体調査結果)を超え、常に結核やマラリアなどの感染症の危機にもさらされている。特に近年、この地域に流入した多くの他民族の不法伐採による環境破壊や生活圏への侵蝕も含め、充分な教育を受けていないことによる経済的な不利益をこうむり、彼らの生活や文化、人権がおびやかされている。他民族同様等しく教育を受ける機会を享受し、生活のための技術を習得することで、より多くの就業・自立の機会を創造し、民族のアイデンティティーの確立と生活を守ることが可能になる。

4.事業の目的マンニャン族の集落において、識字普及、就学促進活動、各種職業訓練を実施する中で、自立・就労を促し、「人間の安全保障」の基礎を築き、民族の自立を目指す。
5.対象地域西ミンドロ州サンタクルス郡アムナイ川流域各村
6.受益者層対象地域に居住する少数民族マンニャン族
7.活動及び期待される成果
  • センター建物の完成
    • 女子寄宿舎(男子用は既設)、倉庫、天日乾燥場、フェンスの建設(職業訓練生が実施)・電気の敷設(業者に委託)
    • 事務所、スタッフ寄宿舎、図書室、作業場の建設(業者及び訓練生が共同で実施)
  • 職業訓練による技術習得
    • 大工作業実地訓練により、センター中枢となる4棟、倉庫、天日乾燥場などを建設する。
    • 職業訓練(農業、漁業、溶接など)の施設を利用した実施。
  • 識字の普及
    • 団体支援の大卒予定者3名を中心に、センターにおいて識字教育指導員を10名養成する
    • 2村において識字教育施設を建設する
    • センター及び2つの識字教育施設で識字教育を促進する
8.実施期間2005年1月〜2007年12月(3年間)
9.事業費第一年次契約金額:942千円(精算金額:942千円)
第二年次契約金額:4,204千円
10.事業の実施体制団体の現地駐在員事務所駐在の日本人プロジェクトマネージャーと比人スタッフにより事業を実施し、同団体の本部が支援する。
II. 実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 21世紀協会
2.活動内容教育、農業、衛生を3本柱とする人間開発事業を実施し国際社会の中でもっとも脆弱な人々のセイフティーネットの構築を目指す。
3.対象国との関係、協力実績1990年より当該国対象地域にて少数民族対象の開発事業を展開。1995年より日本人駐在員派遣。