草の根協力支援型

平成21年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名フィリピン
2.事業名ケソン州ナカル・カタブリンガン村におけるアグロフォレストリー型農園の開発と運営による収入向上計画
3.事業の背景と必要性当団体は10年来、ケソン州ナカル地区及びインファンタにおいて植林事業による山林農民の環境保全及び生活向上に取組んできた。
ところが、フィリピンでは2004年末に大型集中豪雨に見舞われ、同地区でも数千名の死者を出す大惨事となり、多くの畑が失われた。以来、丸4年を経過した現在もいまだ復興していない。この事態に対し、ナカル農民組合より山間部耕作の耕作地回復への支援が要請された。
現地調査を繰り返し検討を重ねた結果、樹木を活用した農法であるアグロフォレストリー型農園の開発が当該地域に最適であると判断した。同農園の開発を通じた、農民による安定的な農産物の生産技術の習得が求められる。
4.事業の目的災害に強く、自然環境と調和のとれたアグロフォレストリー型農園の開発と農園での農作物の安定的な収穫と運営及び管理ができるようになる。
5.対象地域ケソン州ナカル・カタブリンガン村、インファンタ
6.受益者層・ケソン州ナカル・カタブリンガン村ナカル農民組合参加農民
・ケソン州インファンタ農民
7.活動及び期待される成果1.農園に耕作地が造成・整備される。
2.農産物が計画的に生産、収穫され、農園の共同運営管理の意識が向上する。
3.ナカル・カタブリンガン村、インファンタ農民を対象にした学習会、研修会によって栽培技術が向上し、普及する。
8.実施期間2009年10月〜2012年9月(3年)
9.事業費10,000千円(予定)
10.事業の実施体制プロジェクトマネージャー、指導専門家、現地当団体パートナー、国内調整員、計6名で構成される日本側スタッフは、主に農園運営技術指導と普及、資機材の提供を受け持ち、カウンターパートであるナカル農民組合はリーダー及び数十名の農民で主に農園造成、耕作、栽培等の労働力を受け持つ。
II.実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人観照ボランティア協会
2.活動内容主にフィリピン・ケソン州において、農山村の環境保全、生活向上を目的として植林、炭焼きの技術移転と普及、農事指導等のボランティア活動を行ってきた。最近ではインドネシア東ジャワ州ムンガレにおいてマングローブ植林調査を開始した。
3.対象国との関係、協力実績約10年間、フィリピン国ケソン州ナカル地区、インファンタで現地NGO組織と連携して植林や炭焼きを実施。町行政や支援教会グループともに良好な関係を築いており、農民とも地道な友好関係を保ち事業を継続してきている。