草の根協力支援型

2014年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 フィリピン
2.事業名 マニラ首都郊外再定住地における貧困層の子どもを対象としたライフスキル教育プログラム構築事業
3.事業の背景と必要性 対象地域はマニラ首都圏の開発や自然災害によって、都市部貧困地区から移転してきた住民のための再定住地である。多くの住民は非正規労働者であり「貧困」がこの地の主要な問題である。義務教育であるにもかかわらず中等教育の卒業率は55%と低く、それが就職の可能性を下げ、貧困の連鎖を生んでいる。就学継続を妨げるものについて調査した結果、経済的理由に加え「あきらめ」や「自己肯定感の低さ」といった心理的傾向や行動パターンがあきらかとなった。これを受け、弊団体では2010年より就学支援と日常の様々な問題や要求に対して、建設的かつ効果的に対処するために必要な能力であるライフスキル教育を組み合わせた教育支援を実施し卒業率は33%向上した。
本事業は、貧困地区の子どもたちの心理的特性や傾向に合ったライフスキル教育プログラムを、住民自身が持続的かつ主体的に実施できるようにするため、場・カリキュラム・人材育成制度を整備するものである。貧しく困難の多い環境に生まれたとしても、自身の変わる力、変える力を信じ、周囲と助け合いながら困難に挑戦して改善や向上を生み出す人材を、貧困地区住民の中により多く増やすことを目指す。
4.プロジェクト目標 貧困層の子どもたちの特性や傾向に合ったライフスキル教育プログラムが構築される。
5.対象地域 リサール州ロドリゲス町、サンホセ地区、カシグラハン再定住地
6.受益者層
(ターゲットグループ)
リサール州ロドリゲス町、サンホセ地区、カシグラハン再定住地の小中学生と保護者約2000名、ライフスキル教育トレーナー研修受講者5名
7.期待されるアウトプット及び活動 <成果>
1.子どもエンパワメントセンターが設立され、ライフスキル教育の拠点として維持管理される
2.ライフスキル教育プログラムのカリキュラムと教材が整備される
3.ライフスキル教育を実施するトレーナーが地域の中で育成される
<活動>
1.建築安全基準を満たしたセンターを住民参加型で整備、住民自身が運営できるよう維持管理能力を育成する
2.ライフスキル測定の指標を作成し、ライフスキル教育プログラム実施ガイドラインおよび実施マニュアルを作成する
3.ライフスキルトレーナー育成研修計画作成、育成する
8.実施期間 2014年12月から2016年12月(2年)
9.事業費総額 24,472千円
10.事業の実施体制 プロジェクトマネージャー1、現地調整員1、日本事務局調整員1、フィリピン人担当従事者4(ライフスキル教育/人材育成/建設/経理)、日本人専門家4(ライフスキル教育/設計・建設/ライフスキル-防災/人材育成・組織運営)
II.実施団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人ソルト・パヤタス
2.活動内容 フィリピンマニラ首都圏北東部ケソン市パヤタス地区、リサール州市カシグラハン地区における、子どもエンパワメント事業(奨学金支援、ライフスキル教育(図書館)補習)、ママエンパワメント事業(手刺繍製品の製作、販売を通した女性収入向上支援)、現地体験事業(スタディーツアー)災害時の緊急支援、等