草の根協力支援型

2015年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 フィリピン
2.事業名 フィリピン・ベンゲット州トゥブライ郡コーヒー栽培農家のコーヒー品質向上のための組織強化プロジェクト
3.事業の背景と必要性 本プロジェクトの対象地域であるダグラン村およびバアヤン村は、トゥブライ郡の中心地から離れた山岳地帯に位置しており、先住民族を中心に貧困が深刻な課題となっている。また、台風により土砂崩れの被害を受けた地区でもあり、国や郡から生計向上と環境回復を目的とした、コーヒー森林栽培支援が行われてきた。しかし、基本的な栽培技術の指導しかなされていないため、適切なメンテナンス法等の技術がなく、低品質なコーヒー豆が生産されている。
生産するコーヒー豆の競争力を高めるためには、コーヒー農家はより高品質かつ高グレードのコーヒー豆を生産する必要がある。
他方、対象地域では各農家のコーヒー豆の収量は規模が小さいため、栽培農家で集荷してまとめて販売先を探す方が効率が良いと考えられる。そのためには、地域すべての農家が生産するコーヒー豆の品質が均一に良いものでなければならい。
そこで、本プロジェクトでは対象地域で、既に結成されているコーヒー豆の生産者組織が組織力の強化に取り組み、彼ら自身でコーヒー豆の栽培面・加工面の両方からの品質向上のための活動計画を立案・実践できるようになることで、コーヒーが対象地域の農家にとって、安定した生計手段となることを目指す。
4.プロジェクト目標 トゥブライ郡ダクラン村、バアヤン村の生産者組織が、コーヒーの栽培面、加工面からの品質向上のための対策と、品質管理を行うために組織強化を実現させる。
5.対象地域 フィリピン国ベンゲット州トゥブライ郡ダクラン村、バアヤン村
6.本事業の対象となる人々
(ターゲットグループ)
トゥブライ郡ダクラン村コーヒー生産者組織(SACOFA)100名
トゥブライ郡バアヤン村コーヒー生産者組織(BOFPA)43名
トゥブライ郡バアヤン村バウイ地区コーヒー生産者組織(BACOFA)40名
7.事業活動

<アウトプット>
1.対象地の生産者組織が、品質向上のための対策を実践するための活動計画を立案し、実践出来るようになる。
2.各生産者組織がコーヒーの品質向上のために必要な、栽培技術、加工技術を身に付け、実践出来るようになる。
3.各生産者組織が、合同研修、合同報告会を通じて協働することで、集落を越えて組織同士で連携する仕組みが作られる。
4.ダクラン村、バアヤン村のコーヒー生産者組織から推薦されたメンバーがコーヒーの品質を見極める技術を身に付ける。

<活動>
(1)-1組織強化研修を実施し、組織の活動計画を立案する
(1)-2日本研修(組織強化)
(1)-3各生産者組織の合同活動報告会(組織強化)
(1)-4トゥブライ郡、ベンゲット州でのマーケティングを学ぶフィールドトリップ
(1)-5日本研修(マーケティング)
(2)-1栽培技術(害虫・病気対策)、加工技術研修
(2)-2各生産者組織での技術の実践のフォローアップ
(3)-1合同研修
(3)-2クロスビジット(農園訪問)
(4)-1コーヒーの品質評価講習
(4)-2日本研修(品質向上)において、品評評価および焙煎販売の現場視察。
(4)-3各生産者組織の合同活動報告会(品質向上)

8.実施期間 2016年7月〜2019年5月(2年11ヵ月)
9.事業費概算額 10,707千円
10.事業の実施体制 現地NGOであるCordillera Green Networkと連携して、事業を実施する。
WE21ジャパンのプロジェクトマネージャーが定期的に現地渡航し、プロジェクトと全体の運営・管理・事業モニタリングなどを行う。
その他、組織強化およびコーヒー品質向上の専門家をそれぞれ派遣する。
II.提案団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人 WE21ジャパン
2.活動内容 環境破壊・貧困の解決にむけて、考え・行動する市民をひろげていくため、リユース・リサイクル、民際協力、共育・政策提言を柱に、活動をしている。