草の根協力支援型

2014年度第2回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 フィリピン共和国
2.事業名 台風被災地復興のための先住民族マンギャン族の豚飼育を通じた所得創出パイロット事業
3.事業の背景と必要性 台風常襲の地ミンドロ島に住む先住民マンギャン族は、恒常的な貧困状態にある。主な生計手段である焼畑は、生産性が低く、気候の影響を大きく受ける。特に、2013年のスーパー台風30号は、当事業地域のマンギャン族の焼畑を壊滅状態にし、現地に深刻な食糧難をもたらした。また、伝統的な暮らしを保持する彼らは、地域社会のなかで、社会的弱者の立場に置かれている。
この状況を改善するためには、風害に強い安定した現金収入源の確立が必要である。フィリピンではオーガニックな豚肉への需要が高まっており、当事業では、マンギャン族の在来種豚をブランド化し強力な現金収入源に育てるための支援を行う。現地に適した「豚の飼養管理方法」をマンギャン族自らが実験し確立するための学習時間を確保し彼らのエンパワーメントにも繋げる。現地の町役場や農業省との連携を密にし、マンギャン族の生計向上に向けた持続性のある支援体制の確立をする。
4.プロジェクト目標 ミンドロ島の在来種豚がサンロケ地区のマンギャン族の有効な現金収入源になる。
5.対象地域 ミマロパ地方東ミンドロ県ブララカオ町サンロケ地区
6.受益者層 先住民族マンギャン族120名
7.期待されるアウトプット及び活動 1:ブララカオ町に適した在来種豚の飼養管理技術が確立する。
2:マンギャン族と在来種豚を情報発信するしくみができる。
3:ブララカオ町に在来種豚を地域の特産品として育成していくマンギャン族の人材とサポート体制ができる。
(1-1)パイロット養豚農家20名を選別し、飼養管理技術研修をする
(1-2)実験ファームを設置し、その体験をもとに飼養管理手引書を作成する。
(2)ミンドロ豚(仮称)の広報ツールを構築し、プロモーション活動をする。
(3-1)事業スタッフ3名とパイロット養豚農家20名に記帳指導と技術普及員に育成するためのトレーナーズトレーニングをする。
(3-2)技術普及員(22名)がマンギャン族100名に飼養管理技術を研修する。
8.実施期間 2016年3月〜2018年6月(2年3ヵ月)
9.事業費概算額 14,800千円
10.事業の実施体制 プロジェクトマネージャー1名、カウンターパート4名、ブララカオ町役場、東ミンドロ県農業省、短期専門家1名、国内調整・会計1名
II.応募団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人 DANKA DANKA
2.活動内容 フィリピンでは提案事業地の先住民マンギャン族の組織化支援・マイクロクレディット事業。セネガルではアフリカンマホガニーの再生活動。日本では、海外事業の体験を還元するための各種ワークショップの開催。