I.提案事業の概要 | |
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1.対象国名 | フィリピン |
2.事業名 | 台風ヨランダからの集落復興と持続のための防災コミュニティ育成支援事業 |
3.事業の背景と必要性 | 当該地は2013年に発生した台風ハイエンにより生業及び居住が壊滅的被害を受け、結果として生活困窮が著しい地域である。台風被害を契機に、集落女性たちが生活危機意識を高めている。既存の生業再生のみでは生活の安定が難しいことから、集落再生に高い意欲を持つ女性アソシエーションが中心となり地域資源開拓・活用の新たな技術と知識を習得することで、付加価値のある加工品や工芸品を生産、集落の復興・再生、暮らし続けるための社会経済基盤の安定化を図る。また、災害常襲地帯ともいえる当該地において、災害への備えとして住民が防災知識・技術を習得することは地域最重要課題の一つであることから、住民が率先避難行動をとるための防災教育を推進、災害に強靭な防災コミュニティの基盤づくりを進める。 |
4.プロジェクト 目標 |
女性グループの能力向上と防災教育を通じて、被災漁村集落の復興と再生が促進される。 |
5.対象地域 | フィリピン・バンタヤン島サンタフェ市 POOC及びOKOY地区 |
6.本事業の対象となる人々(ターゲットグループ) | 漁村集落関係者および女性アソシエーションメンバー |
7.事業活動 | <活動> 1-1 地域資源を活かした加工品の生産可能性に関する現地調査の実施 1-2 加工品の販路拡大に向けた現地調査の実施 1-3 加工品生産技術研修の実施(日本・フィリピン) 1-4 加工品流通に関する技術研修の実施(フィリピン) 1-5 試作モデルの生産と販売の推進 2-1 生産・加工技術に関する研修の実施(日本。フィリピン) 2-2 商品付加価値の可能性に関する現地資源調査の実施 2-3 流通・販売に関する研修の実施(フィリピン) 2-4 付加価値を高めた民芸品モデル製作 3-1 女性の視点に基づく地域防災力の向上に関する現地調査の実施 3-2 率先避難と備えの涵養を基軸とした防災ワークショップの実施 |
8.実施期間 | (西暦)2017年1月6日〜2020年1月5日(3年0ヵ月) |
9.事業費概算額 | 9,590,724千円 |
10.事業の実施体制 | 北陸学院大学を中心に国内外カウンターパート(日本:海外災害援助市民センター、フィリピン:FIDEC、FTSPC)と連携・協力し事業を実施する。またサンタフェ市、当該バランガイオフィスから適宜協力を得て進める。 |
II.提案団体の概要 | |
1.団体名 | 北陸学院大学 |
2.活動内容 | 教育・研究 |