草の根協力支援型

平成19年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名南アフリカ
2.事業名南アフリカにおけるエイズに感染した子ども達の箱庭療法による心のケアープロジェクト
3.事業の背景と必要性本事業の対象地域では、20%近くの子どもがエイズに感染しているとされているが、南アフリカでエイズに苦しむ子どもに対する心理療法を用いた心のケアは皆無であり、またそうしたケアを行う心理カウンセラー、臨床心理の専門家、ならびに指導者もほとんど存在していない。一方で、エイズで死亡する子ども達の数を減少させるには、現在南アフリカにおいて使用されている薬の効果を増加させるための心理的治療(心のケア)が重要とされている。また、心のケアは自らの力で治す治癒力を活性化させ、自らの力によって病を克服することを可能にするとも言われており、言語をあまり必要としない子どもの心のケアに適した心理療法とされている「箱庭療法」を導入する意義は高い。
4.事業の目的ハウテン州においてエイズに感染し、心に傷を負った子ども達の心のケアを目標に箱庭療法を実践すると共に、薬療法との相乗効果による死亡率の低下を目指す。
5.対象地域南アフリカ、主としてハウテン州
6.受益者層ハウテン州セントフランシス・ケアーセンターおよび類似関係施設の子ども達・職員、プレトリア大学の教員・学生
7.活動及び期待される成果
  1. 同センターにおいて箱庭療法が定着する。
  2. 同センターにおいて箱庭療法ができるカウンセラーが育成される。
  3. 指導者(カウンセラーを指導できる専門家)がプレトリア大学において育成される。
  4. ハウテン州において同センター以外の施設で箱庭療法が実践される。
8.実施期間2007年11月から2010年3月まで(2年5か月)
9.事業費9,753千円
10.事業の実施体制海外支援体制:セントフランシス・ケアーセンター、プレトリア大学
国内支援体制:六甲心理療法研究所
II.実施団体の概要
1.団体名六甲心理療法研究所
2.活動内容
  1. 臨床心理学、特に箱庭療法に基づく心のケアに関する研究及び調査
  2. 心のケアに関する心理療法(カウンセリング)の実践
  3. カウンセラー等の指導
  4. 臨床心理士を目指す学生等の指導
  5. 国内外における箱庭療法の啓発活動
3.対象国との関係、協力実績2005年からセントフランシス・ケアーセンターで箱庭療法による治療を開始しており、研究所の所員が現地に常駐し、試験的に治療を続けている。また、プレトリア大学臨床心理学教室において教員・大学院学生を対象に箱庭療法の講義を行った実績がある。