草の根協力支援型

平成15年度 採択内定案件

I. 提案事業の概要
1.国名スリランカ
2.事業名絵本の導入によるスリランカの幼児教育向上プロジェクト
3.事業の背景と必要性スリランカ国では国民の70%が貧困層に属しているといわれる中で、貧困家庭ほど子どもの養育に無気力、無関心だったため、ユニセフ、海外NGOの支援により幼稚園設立が促進されてきた。しかしながら、地方政府の幼児教育の必要性の認識が低く、幼児教育の改善、充実が遅れており、とりわけ保育教材が不足していることから、保育士をはじめとする教育関係者などに絵本の保育教材としての有効性を認知させ、普及を図る必要があった。
4.事業の目的スリランカ国において、幼児教育の質的向上を目標とする。そのため、保育者(子どもの親、保育士、教師)、特に保育士が絵本の教育的効果を認識し、専門職としての技術(幼児の発育段階と絵本の有用性を理解し、読み聞かせの技術を身につけ、絵本から遊具作りなどに発展させる)の向上と自負をもって幼児教育に対する信頼を持たせることを目指すとともに、保育のための絵本を制作できる人材を育成することを目標とする。
5.対象地域スリランカ国コロンボ、クルネーガラ
6.受益者層幼児、保育士(幼稚園教員)、絵本作家志望者等
7.活動及び期待される成果
  • 絵本および幼児教育の専門家による講演および絵本展示
  • 保育士研修(講演、絵本の読み聞かせ、指人形作り、折り紙、手作り絵本の制作など)
  • 日本人絵本作家の指導による保育教材絵本制作セミナー
  • 翻訳絵本、セミナーやコンクールの優秀作の幼稚園への普及支援
8.実施期間2003年10月〜2005年3月(1年5ヶ月)
9.事業費第一年次契約金額:4,454千円(精算金額:2,854千円)
第二年次契約金額:6,140千円(精算金額:5,236千円)
10.事業の実施体制「日本文部省留学生同窓会」を相手国側実施機関として絵本のワークショップ、保育士研修を実施。現地調整員を中心にスリランカ事務所開設準備中。
II. 実施団体の概要
1.団体名スリランカの教育を支援する会
2.活動内容
  • 絵本収集活動
    絵本展と各施設へ寄贈するため。
  • 絵本ワークショップ
    スリランカにおける絵本展(広く一般市民を対象に絵本の啓発)、保育士研修、絵本制作セミナー、創作絵本コンクール
  • 出版事業
    2003年度より実施
  • 研修員支援、市民交流会主催
    奈良県技術研修員、大阪国際児童文学館客員研究員の推薦など
  • 「絵本展・なら」のボランティアスタッフへの応募と募金活動、夏祭り、国際交流イベントでの写真展示、バザー、ボランティア講座、国際理解教育などで講演、会報の発行(年2回 各250部)
3.対象国との関係、協力実績1999年以来、スリランカにおいて幼稚園における絵本の導入、普及のため、絵本に関する総合的ワークショップを開催している。