草の根協力支援型

平成19年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名スリランカ
2.事業名コットマレー地域の小農民によるアラビカフェアトレードコーヒー栽培のコミニュニティ開発
3.事業の背景と必要性コットマレー地域は、スリランカの中央、標高1000M以上の山岳地帯に位置し、年収は一世帯平均2万ルピー(=22,000円)であり、現金収入の少ない貧困地域である。この一帯はコーヒーの栽培適地として考えられ、高品質で希少価値の高い生産地として期待されている。
この点に現地政府機関である農業省農業輸出局も着目し、これまで農業指導者たちは、農業改良普及の方法としてコーヒー生産、とりわけアラビカ種の普及に力を入れてきた。しかし、コットマレー地区のラヴァナゴダ村(標高1000m 580人 164世帯)におけるコーヒー生産高は年間18,000kgであるが、低価格のロブスター種(インスタント原料向け)が中心であるため、コーヒー増産への意欲に欠き新しい技術導入がしにくい状況にある。
主な問題点は、コーヒーの品質にとって最も重要な収穫技術や乾燥・調整法にあり、この問題を解決して住民の生産意欲を向上させるには、農業改良普及員による組織的な技術指導を行うことが求められている。
4.事業の目的コーヒー豆の選別と乾燥・調整に必要な資機材が整い、アラビカ種の生産環境と体制が整う。
5.対象地域コットマレー地域のラヴァナゴダ村
6.受益者層コットマレー地域ラヴァナゴダ村のコーヒー栽培農家を中心とする村民
7.活動及び期待される成果
  1. コーヒー種栽培に関するセミナー開催を通して、アラビカ種コーヒー生産の有利さへの理解が広まる。
  2. 輸出適合豆の生産技術を定着する技術講習の開催を通して、豆の適切な収穫・乾燥・皮むき技術が向上する。
  3. 選別と乾燥・調整に必要な資機材の整備を通して、輸出適合豆の品質が均質に確保される。
  4. 事業推進主体となる現地プロジェクト委員会の結成を通して、地域的な生産ネットワークづくりが促進する。
  5. 試験輸出のためにスリランカ及び日本での体制を整え、スリランカコーヒーとしてプロジェクトコーヒーが試験的に輸出される。
8.実施期間2007年9月〜2010年3月(2年6カ月)
9.事業費総額10,000千円(予定)
10.事業の実施体制プロジェクトマネージャーの管理の下、当団体に国内調整員と、コーヒー技術やマーケット専門員から成る実施グループを配置し、各担当者が必要に応じて現地に出張し活動する。また、セミナーや研修の講師として、熊本市、大学、市民等の支援を受ける。
現地では、現地調整員を雇用し、専用の事務所を借り上げ常時配置する。各活動は、現地農業輸出局、生産組合(DEHEMI Farmers Organization)、および対象地域の農民等の協力を得て、日本人と現地人スタッフが共同で実施する。
II.応募団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 日本フェアトレード委員会
2.活動内容経済や生活の向上だけでなく、文化交流を通して異文化共生、世界平和を目指し、フェアトレード活動を中心に様々な活動を行っている。
2003年からフェアトレードフェスタを毎年開催、ブラジルのコーヒー生産者を招聘しての学習・講演会の開催。また、スリランカ大使を招聘しての交流会、講演会の実施。また、海外の活動地としてブラジルのフェアトレードコーヒー生産地ミナスジェライス州ポッソフンドを訪ねるスタディーツアーも実施。