草の根協力支援型

平成22年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名スリランカ
2.事業名スリランカ国南部州アンバランゴダにおける省資源型定置網漁業の導入による漁村活性化支援事業
3.事業の背景と必要性

スリランカは2004年12月26日に発生したスマトラ沖大地震に伴う大津波により甚大な被害を被った。津波被害が最も大きかった海岸沿いの漁業者に対し、日本から小型漁船、漁網、ロープ及び漁具の補修用具などを輸送し現地で漁具の修繕技術指導を行うといった支援活動を続けている。

現状は材質や強度面において不十分な漁具を用いての出漁になっており、漁家の収入基盤としては非常に脆弱であり漁業者の生活水準は改善が見られない。

現地漁業者が生活水準の向上と資源管理型漁業を模索していることから、漁業環境の改善が図れる省資源型定置網漁業を説明し、導入に伴う条件整備について協議を重ねて「災害復興自立支援と漁業環境の改善」という省資源型定置網敷設事業に着手した。

4.プロジェクト目標インド洋スマトラ島沖で発生した地震に伴う大津波で甚大な被害を被ったスリランカの漁業に対し、日本の定置網漁業を導入することにより「技術の移転」を行い、「現地漁業者の所得の向上、雇用の創出に伴う漁村の活性化」を図る事を目的とする。
5.対象地域南部州アンバランゴダ
6.受益者層ウラワッタ漁業協同組合の組合員とその家族(約500名)
7.活動及び期待される成果

活動:

  1. 実地研修として研修期間中を通し出漁し、定置網漁業の全般的な研修を行う。
    製網会社、定置網漁業会社、加工製造販売会社等の視察や指導により技術の研修を行う。定置網漁業経営者から効率的定置網漁業の運営について研修を行う。
  2. 事業に必要な漁網、漁具等を日本・スリランカ両国でそれぞれ用意する。
  3. 組合員を対象に定置網漁業操業全般の指導を実施する。
    定置網実行委員会へ定置網漁業の事業運営・管理指導を実施する。
    事業内容改善ミーティングを定期的に実施する。

成果:

  1. 漁家収入の向上
  2. 雇用の創出
  3. 漁村の活性化
  4. 資源管理型漁業への移行
  5. 漁業環境の改善と省資源化
8.実施期間2010年10月〜2012年3月(1年6ヶ月)
9.事業費10,000千円(予定)
10.事業の実施体制
(日本側)
プロジェクトマネージャー(日本人)1名、サブマネージャー(日本人)1名、現地調整員(スリランカ人)1名、国内調整員(日本人)3名
(現地側)
事業主体:スリランカ国立水産資源調査開発機構
傘下に定置網敷設事業委員会
事業受託機関:ウラワッタ漁業協同組合
リーダー1名、サブリーダー1名、調整・連絡要員2名
II.実施団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 地球の夢
2.活動内容スリランカの漁業と教育に関する自立に向けた支援活動
3.対象国との関係、協力実績2004年12月に発生したスマトラ島沖大地震に伴うインド洋津波の被災後、可能な復興支援活動として被災者の自立支援を継続し、スリランカ国の政府機関との交流を図り両国の信頼関係を構築している。