草の根協力支援型

平成21年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名チュニジア
2.事業名チュニジア共和国トズール県サハラウイ地区における無焼成レンガの製造法の指導と普及
3.事業の背景と必要性チュニジアでは歴史的伝統レンガは、風合いに特徴があるものの、古代伝来の手作り方法で品質に劣るなどにより、価格下落が続いている。レンガ職人の生活は、厳しい労働環境のうえ、貧困を余儀なくされ、後継者も望めない状況である。またレンガ焼成時の黒煙が大気汚染となり強い苦情があり、移転を迫られるなどの悪循環が重なり、レンガセクターは存続の危機にさらされている。国と市当局は、レンガの生産と環境問題の対策に乗り出し、地域振興の一つとして、レンガを一村一品に取り上げて、改善に取組み始めた。レンガ専門のシニア海外ボランティアが派遣され、無焼成レンガの商品開発やセクターの改善活動を実施した。その活動の中で、無焼成レンガの製造法の普及の必要性が高まった。本プロジェクトにより、無焼成レンガの機械生産技術が指導され、レンガの工業生産化が開始される。その後、生産性の向上により伝統レンガ生産者らの生活改善がなされ、また、有毒煙の排出をなくして環境保護が進むなど、現在の危機から抜け出し、歴史的文化遺産の伝統レンガを未来へと継承することを目指している。
4.プロジェクト目標パイロット生産装置を使って無焼成レンガECO-BRIQUEの生産が可能となる。
5.対象地域チュニジア共和国トズール県サハラウイ地区
6.受益者層サハラウイ地区のレンガ生産者
7.期待される成果及び活動

<成果>

  1. プロジェクト実施体制が整備される
  2. パイロットテストに使用する機材の準備とオペレーターの研修がされる。
  3. 職業訓練校において無焼成レンガの試作製造ができる。

<活動>

  1. パイロットテストの準備、機材搬入・受入れ体制を作る
  2. 整備と試運転、2週間の研修受入れ、マニュアルの整備
  3. 機材搬入と組立、運転確認後、専門家派遣と指導、パイロットテスト実施とレンガ試作の開始、商品開発と試作
8.実施期間2009年11月〜2011年3月(1年5ヶ月)
9.事業費概算額9,970千円
10.事業の実施体制日本側:名古屋工業大学大学院工学研究科 藤研究室
チュニジア側:トズール職業訓練校、南部開発公社(ODS)、商工連合会(UTICA)トズール支部(レンガ生産者協同組合)
II.応募団体の概要
1.団体名名古屋工業大学
2.活動内容先進セラミックス・環境セラミックスの研究開発、ものづくり産学官ネットワークなど。