I. 提案事業の概要 | |
---|---|
1.国名 | ベトナム |
2.事業名 | コクタイン合作社の市場化対応「Capacity Building」プロジェクト−ベトナム紅河デルタの「村おこし」モデルの形成 |
3.事業の背景と必要性 | 1986年のドイモイ政策以降、ベトナム経済の発展は著しい。国民の大多数が従事する農業分野もその例外ではなく、商品作物の市場は拡大し生産も伸びている。しかし、急速な市場経済の浸透による市場の変化に個別農家が対応しきれず、市場で求められる新作物や新品種を迅速に導入したり、急速な価格の変動に対応したりすることができなかった。 提案団体は、1994年からコクタイン合作社において総合的村落調査を実施し、のべ200人を超える研究者が参加した。これまでの研究から、現在の合作社は、長い歴史の中で形成されたさまざまな村落共同体を基盤として、市場経済と在地社会を統合し、十分に社会経済発展に寄与しうる能力を持つという結論を得ている。本プロジェクトは、これまでの研究蓄積をもとに、合作社や農家のさらなる市場経済対応能力の育成を通して、商品作物の促進と農村社会の安定的な発展を両立させる市場経済対応型の合作社モデルを提示しようとするものである。 |
4.事業の目的 | コクタイン合作社幹部の市場経済対応能力の育成と向上。合作社幹部が市場動向を把握し、農家に十分な市場情報を提供できるようになること。 |
5.対象地域 | ナムディン省ヴーバン県タインロイ行政村コクタイン合作社および紅河デルタ |
6.受益者層 | ナムディン省ヴーバン県タインロイ行政村コクタイン合作社に属する農民(8集落、約1000戸、約4000人) |
7.活動及び期待される成果 |
|
8.実施期間 | 2008年4月〜2011年3月(3年) |
9.事業費概算額 | 1,000千円(予定) |
10.事業の実施体制 | 【日本側】コックタイン合作社調査研究参加者、日本ベトナム研究者会議会員 【ベトナム側】ベトナム農業科学技術研究所の農業システム開発研究センター(CASRAD,URL: http://www.casrad.org.vn/)、ハノイ大学ベトナム学開発科学研究所(IVIDES: http://www.ivides.edu.vn/Main.aspx) |
II. 応募団体の概要 | |
1.団体名 | 日本ベトナム研究者会議 |
2.活動内容 | 日本におけるベトナム研究の促進と発展を目的とする。ベトナム研究に関する講演会・研究報告会などを開催。ベトナム研究に関する情報収集と発信。 |