草の根協力支援型

平成22年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名ベトナム
2.事業名ベトナム・ドンナイ省インクルージョン教育研修システムの構築
3.事業の背景と必要性

ベトナムには現在92万人の障害ある児童がいて、75%(69万人)の障害ある児童は何の教育も受けられていない。ベトナム政府は現在、公立普通学校で障害ある児童を受け入れるインクルージョン教育を、政府の教育方針と定めた。しかし多くの公立学校は、障害児教育の専門家がいないので、受け入れを断っている。

ドンナイ省は、ベトナムの枯れ葉剤最大散布地域である。また、インクルージョン教育に大変力を入れている。2008年度、NPO法人アジア・レインボーは、外務省NGO連携無償資金協力を得て、ドンナイ省とラムドン省の教師対象に障害児教育研修を実施した。その結果、現在ドンナイ省では865名の教師が障害ある児童を受け入れている。しかし受け入れた教師のほとんどは、2〜3日の短期間研修を受けただけで(アジア・レインボーの研修参加者が講師をした研修)、現場で様々な困難を抱えている。ドンナイ省の中でインクルージョン教育の専門家を育て、ドンナイ省で永続的な障害児教育研修が実施されるようにする。各小学校から1名、省内で直接専門家から研修を受けられるようにする。現場で様々な問題に対処できるように、ガイドライン(マニュアル本)を作成し、各省の学校に配る。

4.プロジェクト目標ドンナイ省でインクルージョン教育の研修システムが確立している。
5.対象地域ベトナム・ドンナイ省
6.受益者層(ターゲットグループ)ドンナイ省45名のキーティーチャーとしてインクルージョン教育の研修を受ける教師、ドンナイ省865名のクラスに障害ある児童を受け入れている教師、ドンナイ省に居住する障害ある児童とその家族。
7.期待される成果及び活動

<成果>

  1. インクルージョン教育の45名のキーティーチャーの育成
  2. ドンナイ省の障害ある児童を受け入れている小学校におけるインクルージョン教育が指導できる教師の育成。
  3. キーティーチャーが実施する小学校教師への研修のシステムの確立
  4. ドンナイ省の約200校のインクルージョン教育担当の教師の育成
  5. インクルージョン教育についてのマニュアル作成および配布
  6. キーティーチャーのインクルージョン教育のリーダーとして育成

<活動>

  1. ホーチミン市専門家によるキーティーチャーのための3週間の研修を実施
  2. ホーチミン市専門家がドンナイ省で実施する小学校の教師に対し研修を実施
  3. キーティーチャーがドンナイ省の各小学校の教師に対し研修を実施
  4. 各小学校(200校)のインクルージョン教育担当教師が他の先生に対し研修を実施
  5. インクルージョン教育についてのマニュアルの作成・配布
  6. キーティーチャーに対するPCM手法を用いたリーダー育成のための研修を実施
8.実施期間2011年5月〜2013年12月(2年7ヶ月)
9.事業費概算額9,985千円
10.事業の実施体制ベトナム側:プロジェクトマネージャーの短期派遣、現地スタッフ及びドンナイ省教育局の継続的活動
日本国内:プロジェクトマネージャーおよび国内調整員
II.応募団体の概要
1.団体名特定非営利活動法人 アジア・レインボー
2.活動内容カンボジア貧困対象職業訓練校事業
ベトナムインクルージョン教育普及事業
カンボジア・ベトナム貧困家庭里親支援活動等