草の根協力支援型

2015年度 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.国名 ベトナム国
2.事業名 ラムドン省ドゥクチョン郡における先進農業技術導入のための人材育成事業
3.事業の背景と必要性

ラムドン省ドゥクチョン郡は農業が生活基盤の中心となっているが、わずかな土地で非効率的な農法での農業を続ける貧困地帯である。教育機会が少なく、農業技術を提供する組織もないことから、作物の収量を増やすことが出来ず、また、品質が悪い等の理由から中間業者に安く買いたたかれるなど、悪循環に陥っている。また、ベトナム農産物の生産流通においては、残留農薬をはじめとする野菜の安全性の確保が大きな課題となっている。安全認証が得られた野菜が流通しているのは、ごく一部に限られており、ホーチミンやダナンなどの都市部で安全野菜の需要が伸びている。

同地域は肥沃な土地に恵まれたベトナム有数の野菜生産地帯であり、ラムドン省は、日越両国政府によるベトナム農業振興支援のモデルエリアにも選定されている。中でも、ダラット産の野菜はベトナム全国各地の市場で唯一産地ブランドとして認知されている。先進的農業技術が導入されれば、作物の収量が増加するとともに、「売れる作物」が生産できるようになる。また、適正な農薬使用技術が導入されることによって作物の安全性が高まり、付加価値の向上が期待される。農業従事者の生活改善に貢献することができる。

北海道ホープランドベトナム協議会(設立までは有限会社ホープランド)は20年間ベトナム農業の支援を行ってきた。フエ大学学長をはじめとする幹部を日本に招聘し、農畜産技術を紹介するとともに、農場の取得、畜舎の建設等の支援を行ってきた。2012年よりダラット高原に農場を設立、若者の雇用や農業技術の普及に尽力してきた。しかし、現地での指導だけでは限界があるため、今回の本邦長期研修員受入により、更なる農業技術の振興を促進と次世代の育成を図る。

4.プロジェクト目標 ラムドン省ドゥクチョン郡地域に、先進農業に必要な知識及び市場原理を理解した人材が育成される
5.対象地域 ラムドン省ドゥクチョン郡
6.本事業の対象となる人々 ラムドン省ドゥクチョン郡地域の農業従事者
7.事業活動と期待される成果 <アウトプット>
1.農業機械を適切に操作・管理できる人材が育成される
2.農薬・化学肥料が適正に使用できる人材が育成される
3.作物の管理方法を理解した人材が育成される
4.効率的な出荷作業の重要性・市場原理を理解した人材が育成される
<活動>
1.長期研修員受入
1-1.農業機械の操作、管理方法の指導
1-2.農薬の使用方法の指導
1-3.農法(作物の管理方法)の指導
1-4.収穫方法及び出荷作業の指導
2.短期研修員受入
2-1.北海道の農業技術紹介
2-2.本邦研修関係者とのベトナム農業技術に対する意見交換
3.専門家派遣
3-1.農業機械の共同利用方法の指導
3-2.先進農業技術の実地指導
3-3.研修員帰国後の技術習得状況の確認
8.実施期間 2017年3月〜2019年5月
9.事業費概算額 9,976千円
10.事業の実施体制 ・実施団体:北海道ホープランドベトナム交流協議会
・現地実施機関:クォックヴィエト経済技術専門学校
II.実施団体の概要
1.団体名 北海道ホープランドベトナム交流協議会
2.対象国との関係、協力実績 北海道ホープランドベトナム協議会(設立までは有限会社ホープランド)は20年間ベトナム農業の支援を行ってきた。フエ大学学長をはじめとする幹部を日本に招聘し、農畜産技術を紹介するとともに、農場の取得、畜舎の建設等の支援を行った実績がある。