草の根協力支援型

2017年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ベトナム社会主義共和国
2.事業名 ハイフォン市への組織連携訓練マネジメント手法導入による防災体制改善プロジェクト
3.事業の背景と必要性 ハイフォン市では火災による経済被害が増加し、高潮等の自然災害のおそれも高い。人口増加や生活スタイルの変化と共に災害対策の中心となるハイフォン市消防警察(以下、消防警察)と地域防災組織の連携体制見直しが必要となっているが、当地には、そのための訓練技術がない。そこで、研修から訓練にいたる段階的な能力強化を統合的に行う「組織連携訓練マネジメント手法」を導入し、訓練で組織連携の課題を見いだしながら効果的に改善する能力を消防警察が身につけ、住宅地や職場の地域防災組織とともに災害による被害拡大を未然に防ぐ必要がある。
4.プロジェクト目標 消防警察の組織連携訓練マネジメント能力が向上する
5.対象地域 ハイフォン市
6.本事業の対象となる人々 1.消防警察50名(訓練指揮者2名、訓練指導員15名、訓練支援員33名)
2.地域防災組織110名
・居住地での防災活動のモデルとして住宅団地防災組織 計50名
・専門性の高い組織のモデルとして人的被害軽減の約割が大きい2つの病院防災組織 計60名
7.事業活動

<アウトプット>
1.消防警察の訓練指導員が養成される。
2.消防警察と地域防災組織の連携訓練ができるようになる。
3.防警察が組織連携訓練のPDCAサイクルを回せるようになる。
<活動>
1.プロジェクトチームが消防警察とともに組織連携の課題を明確化し合同で指導テキストの作成を行った後、消防警察職員に研修、机上訓練、通常型図上訓練、情報伝達・共有型図上訓練を通じて組織連携の知識と訓練技能を伝え、合同で成果を評価し、報告書にまとめる。
2.消防警察が地域防災組織とともに訓練計画とテキストを作り、組織的災害対応のための動機付け研修、机上訓練、通常型図上訓練、情報伝達・共有型図上訓練を通じて共同して組織連携の課題を見いだし、成果を報告書にまとめる。
3.2.の成果をもとに、消防警察が自ら、および、地域防災組織と連携するための訓練計画と指導テキストを改定する。改訂版を研修や訓練で試し、さらなる改定を行うとともに、継続的な訓練体制づくりのために指導員の育成計画を作る。

8.実施期間 2018年8月~2021年8月(3年0ヵ月)
9.事業費概算額 10,681千円
10.事業の実施体制 <日本側>
実施主体:北九州市立大学:全体統括、研修・訓練支援、テキスト作成支援
協力団体:(株)インフォグラム:訓練支援システムの改良と運用、通訳
北九州市:研修講師、訓練指導
SOMPOリスケアマネジメント(株):研修講師、訓練資料作成支援
北九州産業学術推進機構:進捗管理、諸機関の調整
<ベトナム側>
カウンターパート:ハイフォン市消防警察
連携団体:ハイフォン市自然災害防災対策・捜索救難委員会、住宅団地防災組織、
病院防災組織、ベトナム消防大学
II.提案団体の概要
1.団体名 北九州市立大学環境技術研究所 災害対策技術研究センター
2.活動内容 北九州市立大学の研究者が中心となり、本プロジェクトで活用する組織連携訓練マネジメント手法の普及に加え、環境配慮型消防機材など、消防・防災に関わる5つの分野で技術開発と社会への普及活動を行っている。