草の根協力支援型

2017年度第1回 採択内定案件

I.提案事業の概要
1.対象国名 ベトナム社会主義共和国
2.事業名 ベトナム中山間地域における「なりわい」おこしの村づくりモデル事業
3.事業の背景と必要性 ハノイの北方約150kmに位置するタンチャオ村は、タイ族やキン族等7つの民族8集落から成る人口約5千人の中山間地域の農村であり、住民は主として農林水産業に従事しているが、農林業をとりまく厳しい条件と政府が主導する外来型の所得向上策の下では生産性の向上がみられず、貧困率も高く生計向上が喫緊の課題である。一方、村内には、建国の父ホーチミンゆかりの史跡が点在し、バスツアー等で年間約50万人が来訪する観光地としても有名である。
中山間地域の農村振興策は政府関係機関も手探りであり、特定非営利活動法人AVENUEはベトナム農村開発研究所(IRUDP)の要請の下、同村の現地調査を実施し、課題とニーズを把握し、地域資源を活かした観光振興の必要性を確認した。
4.プロジェクト目標 地域資源を活かした観光振興に住民が主体的かつ持続的に取り組むための村内集落共通のプラットフォームを構築する。
5.対象地域 トゥエンクァン省ソンズォン県タンチャオ村
6.本事業の対象となる人々 タンチャオ村の住民 中心メンバー:約35名(全集落より)、参加者:約50名(対象集落)、および間接的ターゲットとして対象集落住民約3000名
7.事業活動と期待される変化

<活動>
1.事業対象集落内の各組織代表等による「代表会」を編成し、代表会ワークショップにて、実施体制(代表会リーダー・サブリーダー、ツアー受入・広報等の役割分担)を決定する。
総括ワークショップにて、地域資源を保全・活用するためのルールを締結する。実施体制を再検討し、事業の成果を村内及び国内外に広報する。
2.代表会及び事業対象集落住民によるむら歩きワークショップにて、地域資源を調査・開拓・発掘し、これらを地域資源マップに整理する。
国内先進事例の視察研修を実施する。
3.モデル観光ルート編成ワークショップにて、モデル観光ルートを作成すると共に観光商品(食事・土産物・アクティビティ・イベント等)を企画し試作する。モデル観光ルートをめぐるプレモニターツアーを住民等が体験し、これによってツアー内容(ルート・観光商品)を改善する。
4.モニターツアーを広報して参加者を募り、モニターツアーを実施する。(ツアー参加者の意見をふまえ)ツアー内容(ルート・観光商品)を改善する。
<期待される変化>
1.事業の成果を継続するための実施体制が構築される。
2.村内の地域資源が可視化される。
3.観光商品が試作される。
4.地域資源を活かしたモニターツアーが企画され実施される。

8.実施期間 2018年11月~2020年11月(2年0ヵ月)
9.事業費概算額 9,994千円
10.事業の実施体制 本事業は、特定非営利活動法人AVENUEを実施機関とし、東洋大学国際学部を協力団体とする。カウンターパート機関はソンズォン県人民委員会であるが、中央レベルでは建設省傘下の都市農村計画研究所(VIUP)とその下部組織である農村開発研究所(IRUDP)を現地協力機関とする。
II.提案団体の概要
1.団体名 特定非営利活動法人AVENUE
2.活動内容 本団体は、都市計画や建築等、生活環境の形成に関わる専門家集団であり、まちづくりを支援する活動を通じて開発途上国等の人々の生活環境の改善を図ることを目的としている。1994年の設立以来、ベトナムを含む国内外における都市、農村、建築等の調査研究・政策立案事業の実績を有する他、シンポジウムの開催等による人材交流・育成事業にも取り組んできた。