地域経済活性化特別枠

草の根技術協力(地域経済活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 カンボジア
2.事業名 カンボジアにおける持続可能な社会構築のための教育改善
3.事業の背景と必要性 持続可能な社会の構築は地球規模の課題であり、カンボジアにおいても持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)を実践し、教育の質を向上させることが求められている。とりわけ、成長著しいASEANにあって、カンボジアが経済成長と環境保全を両立すること、内戦を経験したカンボジアの社会に平和の文化を醸成することは、大きな意義をもつ。他方、同国でESDを具体化する学校づくりや授業実践の蓄積は十分ではなく、まずは教育省内で中核となる人材を育成し、カンボジア型ESDを実践する体制を整える必要がある。
4.プロジェクト目標 カンボジアにおけるESD実施の枠組みと実践事例が示され、同国教育省において今後のESD推進に向けた体制が整う。
5.対象地域 首都・プノンペン特別市及びプノンペン近郊
6.受益者層
(人数規模)
[直接受益者] 同国教育省職員のうち研修参加者(約20名、うち中核人材6名)、小学校教員養成校教職員(約40名:パイロット校の選定結果により確定)
[間接受益者] 将来の教員となる養成校学生(約150〜200名:パイロット校の選定結果により確定)等
7.期待されるアウトプット及び活動(要旨) <アウトプット>
1. 教育省において、ESDを担う中核人材の意識と能力が高まる。
2. 中核人材の支援のもと、パイロット教員養成校において、PDCAサイクルに基づくESD授業研究が自律的に実施される。
<活動>
1−1 パイロット教員養成校を確定するとともに、ESDの環境・平和領域について、中核人材を対象に本邦研修及び第三国研修を行い、ESD実践事例や授業研究による校内研修制度を共有する。
1−2 意識調査や既存のカリキュラム等を分析することによって、環境領域については活動計画を、平和領域についてはESD活動方針・内容を策定する。
1−3 上記の活動をもとに、同国におけるESD実施枠組みに係る報告書を作成する。
1−4 パイロット校の教職員に対してESDに係わる研修を実施する。
1−5 同校のESD授業研究の成果と課題を取りまとめ、国内外に発信する。
2−1 パイロット校において組織したESD担当者を対象に本邦研修を行い、ESD実践事例や授業研究による校内研修事例を共有する。
2−2 学期ごとの校内研修計画を策定し、環境領域については実践事例となる授業づくりを行い、平和領域については活動方針・内容を策定する。
2−3 ESD授業研究を試行する。
2−4 同校におけるESD実践の成果と課題を取りまとめる。
8.実施期間 2014年3月〜2016年9月
9. 事業費概算額 29,994千円
10.事業の実施体制 日本側:ひろしま平和貢献ネットワーク協議会(国際社会の平和と発展に貢献す
ることを目的に、県内の行政、経済団体、大学などで構成)
カンボジア側:教育青年スポーツ省、コンポンスプー州教員養成校、タケオ州教
員養成校
II.応募団体の概要
1. 団体名(提案自治体) ひろしま平和貢献ネットワーク協議会(広島県)
2. 対象国との関係、協力実績 1)2005〜2007年度「カンボジア元気な学校プロジェクト」
シェムリアップ州ササースダム・クラスター小学校における算数及び保健教育分野の教員の授業能力向上
2)2008〜2010年度「カンボジア国における小学校教員の授業能力の向上」
タケオ州教員養成校における授業研究(理・数科)による授業の質的向上、学校経営の向上
3)2011〜2013年度「タケオ州における授業研究による教員の授業能力の向上」
タケオ州教員養成校及び近隣3小学校における小学校との合同授業研究(理・数科)による授業の質的向上、州教育局主導の授業研究実施体制の改善