地域経済活性化特別枠

草の根技術協力(地域経済活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 中華人民共和国
2.事業名 中国・寧夏回族自治区における水環境改善のための流域管理計画の構築
3.事業の背景と必要性 寧夏回族自治区を南北に流れる全長約150キロメートルの愛伊河は、用排水路の機能を有し、また、水とふれあう憩いの場にもなっている。しかしながら都市部から農村部を流下することから、近年水質の悪化が著しく、水質改善が喫緊の課題となっており、現地政府では中長期的な流域の水環境改善対策を必要としている。
4.プロジェクト目標 流域管理計画の策定技術、および水環境改善技術の習得により、愛伊河の体系的な水環境改善対策が進む。
5.対象地域 寧夏回族自治区 銀川市
6.受益者層 寧夏回族自治区 銀川市 住民約150万人
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
1. 水環境改善のための「河川流域管理計画」の策定技術を習得し、モデル地区における流域管理計画が策定される。
2. 具体的な水環境改善技術を習得し、現地での指導・普及が開始される。
3. 地域住民や子どもたちへの水環境改善のための環境教育の手法を習得し、環境教育の取り組みが始まる。
<活動>
1-1 現地での流域調査を踏まえて課題を整理し、水質改善のための流域管理計画策定に向けた方向性を示す。(専門家派遣)
1-2 島根県が取り組んできた斐伊川・宍道湖・中海の水質保全計画について、その策定技術を習得する。(研修員受入)
1-3 愛伊河において、モデル区域を設定し、水質改善のための流域管理計画を策定する。(専門家派遣)
2-1 流域への汚染負荷低減のための汚水処理施設(下水処理場、合併浄化槽)の運転技術改善のための指導、助言を行う。(専門家派遣)
2-2 河川への汚濁負荷低減のため、家畜糞尿の堆肥化、田畑への適正な肥料施用等について指導・助言する。(専門家派遣)
2-3 水環境改善モデル区域で、水質改善のための多段式土壌処理施設などを整備し、具体的な水処理技術について、指導、助言する。(専門家派遣)
2-4 農業技術センターや畜産技術センターが取り組んでいる流域への負荷を少なくするための環境保全技術を習得する。(研修員受入)
2-5 斐伊川流域の田畑での適正な肥料の施用や家畜糞尿の処理施設を視察研修し、現地で取り組んでいる具体的な技術を習得する。(研修員受入)
3-1 地域住民や子どもたちへの水環境改善のための環境教育手法等を指導し、環境教育活動を行うためのプログラムを作成する。(専門家派遣)
3-2 下水道の出前講座、市民参加による環境保護活動(宍道湖でのヨシ植え付け)など具体的な環境教育の手法を指導する。(研修員受入)
3-3 銀川汚水処理有限公司において、環境教育の取り組みを開始する。(研修員受入)
8.実施期間 2013年8月〜2016年3月
9.事業費概算額 12,131千円
10.事業の実施体制 【日本側】島根県環境生活部文化国際課
【中国側】寧夏回族自治区 科学技術庁
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体) 島根県
2.対象国との関係、協力実績 両県区は1993年に友好県区協定を締結し、自治体間交流や民間レベルの交流・協力活動と幅広く実施している。
草の根技術協力事業に2007年度から取り組み、地域の環境改善のため双方が緊密に連携し事業を進めてきた。本案件も同様の体制で実施している。