地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域経済活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 中華人民共和国
2.事業名 土壌汚染物質分析技術の確立による黒龍江省の土壌環境保全支援事業
3.事業の背景と必要性

中国では現在、急速な経済発展、都市化に伴い、揮発性有機化合物(VOC)や重金属が企業用地や工場団地での土壌汚染の主な要因となっており、人々の健康や農作物の栽培に懸念が生じている。
黒龍江省においても、省を挙げて土壌汚染対策に取り組もうとしているが、中国における統一的な土壌汚染物質に係る測定基準が定まっていないことから、省内における土壌汚染の現状は把握できていない。
今回の提案は、黒龍江省から「省全体で土壌汚染物質の分析技術の確立に取り組んで行くため標準作業手順書の整備・技術普及の支援が必要」との要望に基づいたもの。

4.プロジェクト目標 黒龍江省内での土壌汚染の実態把握調査に必要な土壌汚染物質の分析技術を確立する。
5.対象地域 黒龍江省
6.受益者層
(人数規模)
黒龍江省環境保護部門(96人)及び同省住民(3,835万人)
7.活動及び期待されるアウトプット

<アウトプット>
1. 黒龍江省環境保護部門の職員が、農薬類、ふっ素、ほう素及び揮発性有機化合物(VOC)並びに重金属等の分析ができる。
2. 黒龍江省環境保護部門の職員が、現地の実情に応じた農薬類、ふっ素、ほう素及び揮発性有機化合物(VOC)並びに重金属等の分析技術を確立する。
3. 農薬類、ふっ素、ほう素及び揮発性有機化合物(VOC)並びに重金属等の分析に係る標準作業手順書を作成する。
<活動>
1. 黒龍江省環境保護部門の職員を、毎年2人研修員として3週間受入れ、山形県環境科学研究センターにおいて土壌汚染研物質の分析に係る研修を行う。
2. 山形県環境科学研究センターの職員を現地に10日間派遣した際に、黒龍江省環境保護部門の職員に対して土壌汚染物質の分析に係る指導を行う。
3. 黒龍江省環境保護部門と共同して農薬類、ふっ素、ほう素及び揮発性有機化合物(VOC)並びに重金属等の分析に係る標準作業手順書を作成する。

8.実施期間 2016年12月〜2019年2月(2年2か月)
9. 事業費概算額 16,929千円
10.事業の実施体制

日本側:山形県インバウンド・国際交流推進課国際交流室、山形県環境科学研究センター

中国側:黒龍江省環境保護庁、黒龍江省環境監測センター
II.応募団体の概要
1. 団体名(提案自治体) 山形県
2. 対象国との関係、協力実績 友好都市関係にあり、JICA草の根技術協力事業としては、平成18〜20年度に「松花江における農薬の水質検査システム構築支援事業」、平成21〜23年度に「残留農薬分析技術の普及による松花江の環境保全支援事業」、平成25〜27年度に「有害大気汚染物質モニタリング技術の普及による黒龍江省の大気環境保全支援事業」を実施。