地域経済活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 東ティモール民主共和国
2.事業名 「ゴミを宝に!環の町芳賀モデル」を東ティモールヴィケケ市へ−循環型社会・循環型農業のシステム構築及び技術協力事業−
3.事業の背景と必要性 ヴィケケ市の人口の95%は農家で、主に稲作、畜産、畑作の複合経営である。
東ティモールの現状として、農業における肥料の使用率は、化学肥料の利用農家5%、有機肥料5%、無肥料90%である。東ティモールは有機農業や堆肥作りを推奨しているが進んでいない現状があり、主食作物であるコメの単収は2トン/ヘクタール以下(籾ベース)で、国内消費の65%を輸入に依存しており、一方で、耕作放棄地が徐々に増加している。首都ディリでは、ごみの処理対策や子供を含む環境教育が始まっているが、ヴィケケ市ではゴミ処理システムや環境教育なども進展していない。さらに、家庭廃棄物や畜産廃棄物はそのまま投棄している状況で、ゴミの分別、リサイクル及び堆肥化による農業利用も進んでいない。
このような状況を踏まえ、ヴィケケ市のごみ処理や農業の現状に対し、「ゴミを宝に!環の町芳賀モデル」は、家庭廃棄物、畜産廃棄物等の未利用資源の循環システムの構築、堆肥化技術及び有機複合農業技術の普及に無理なく応用できる。
4.プロジェクト目標 ヴィケケ市内のモデル地区において、「ゴミを宝に!環の町芳賀モデル」に基づくシステムや技術が実践される。
5.対象地域 ヴィケケ市
6.受益者層
(人数規模)
ヴィケケ市住民2,000人(約400世帯)
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
  1. ヴィケケ市に適したエコステーションの考え方が浸透し、住民主導により環境保全活動が行われ、モデル地区の生活環境が改善される。
  2. 堆肥場においてモデル農民主導により安定的に堆肥の生産が行われる。
  3. モデル地区において、実証圃場を中心に、循環型有畜複合農業が普及する。
  4. 「ゴミを宝に!環の町芳賀」の国際協力事業によって、芳賀町民の国際理解が促進され、町の取組みが再認識されるとともに芳賀町が活性化する。

<活動>主な活動は以下のとおり。

1.1)芳賀町の環境行政、ゴミ処理対策、農業政策及び環境保全システムに関する研修の実施、2)モデル地区の住民に対する環境保全及び生活環境改善に係る啓発活動の実施、3)モデル地区の住民が地域の環境汚染の現状と問題及び対応策の共有を促すための住民参加型ワークショップの実施、4)モデル地区におけるエコステーションの設置、5)モデル地区住民によるエコステーションの定期見回り及び維持管理、6)クリーンアップ活動の実施

2.1)堆肥作りの技術・システム及び堆肥の利活用に関する研修の実施、2)堆肥場の設置、3)プロジェクト参加農民に対する堆肥作りに係る基本技術の指導及び堆肥塚の普及啓発、4)モデル地区の農民による鶏糞等の身近な原料を利用した地域に根差した堆肥作りの指導

3.1)循環型有畜複合農業に係る本邦有機農家での研修の実施、2)実証圃場の設置、3)養鶏を含む循環型有畜複合農業生産技術の指導、4)地域に適した有畜複合農産物の選定及び実証圃場での生産、5)農民主導による実証圃場の定期見回り及び維持管理、6)生産された農作物の普及活動

4.1)広報紙、ケーブルテレビ等により国際協力や国際理解を中心に記事や番組を制作する2)東ティモールの研修員と芳賀町民の国際交流を図り、小中学生の国際理解・国際協力を促進する。

8.実施期間 2016年3月1日〜2018年3月31日
9.事業費概算額 49,876千円
10.事業の実施体制 芳賀町役場及び有限会社ドンカメが、ヴィケケ市役所及び農業水産省、環境通産省と協力しながら実施する。
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体) 有限会社 ドンカメ(栃木県芳賀町)
2.対象国との関係、協力実績 (有)ドンカメがヴィケケ市を訪問し、市長や市の職員、農家との交流を図り、技術協力や人材育成の要請を受け交流を開始している。