地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.対象国名 フィジー共和国
2.事業名 ナンディ・ラウトカ地区における給水サービス強化事業
3.事業の背景と必要性 平成26年3月から実施している草の根技術協力事業での活動を通じて、新たに「メータ先で無駄になっている水量が多い」、「無収水量削減活動を西部地区の他のDMAに展開できていない」及び「出水不良や高水圧地区、老朽化した配水管が更新されていない地区が点在している」という問題点を認識した。フィジー上下水道公社は福岡市水道局に対し継続的な技術支援を強く要請していること、また福岡市が「節水型都市づくり」を進める中で取り組んできた「配水調整システム」、「漏水防止」、「配水管整備」、「広報活動」、「節水機器の普及」の経験やノウハウはこれらの課題解決に役立つと考えられることから、本事業を活用して技術協力を実施するものである。
4.プロジェクト目標 モデルDMAにおいて、24時間常に水が供給される。
5.対象地域 ナンディ・ラウトカ地区の給水区域
6.受益者層(ターゲットグループ) フィジー上下水道公社全職員:約1,200人
ナンディ・ラウトカ地区の水道利用者:約15万人
7.生み出すべきアウトプット及び活動 <アウトプット>
1 水道利用者が、限りある水を大切に使うようになる。
2 フィジー上下水道公社職員の「水の有効利用」に関する能力が向上する。
<活動>
1-1 フィジー上下水道公社で実施されている水道利用者の「限りある水を大切に使う」意識向上に向けた活動やメータ先で無駄になっている水量の実態を調査
1-2 広報活動計画の策定にあたって、他省庁の広報計画や教育現場における節水教育の実態等を調査
1-3 本邦研修で、福岡市における「限りある水を大切に使う」意識調査、広報活動、給水申込の審査、節水機器の仕組みなどを学ぶとともに、意識調査の様式、広報活動計画、メータ先で無駄になっている水量の技術的な削減計画を作成
1-4 事業実施前後に「限りある水を大切に使う」意識調査を実施
1-5 広報活動計画に基づく活動(出前講座や市民向けイベントなど)を実施
1-6 メータ先で無駄になっている水量の技術的な削減計画に基づく活動を実施
1-7 節水機器の普及に向けたモデルプロジェクトを検討・実施
1-8 これらの活動について、水道利用者に情報提供されるとともに、国際シンポジウムや全国会議等に参加して他の水道事業者と情報交換
2-1 出水不良が問題となっている地区の、配水エリア再編計画及び配水管更新等再構築計画を作成するための基礎調査
2-2 配水エリア再編計画を作成する地区で、流量と水圧のモニタリング
2-3 配水管更新等再構築計画を作成する地区に布設されている配水管や地形、水道利用者数などの情報を収集
2-4 本邦研修で、福岡市における「水の有効利用」に関する技術(配水調整システム、漏水防止、配水管更新)などを学ぶとともに、配水エリア再編計画、配水管更新等再構築計画及び無収水量削減活動を西部地区全体に展開していくための人材育成プログラムを作成
2-5 人材育成プログラムに基づき、研修講師として必要な能力のチェックリストを作成
2-6 配水エリア再編計画に基づく活動を実施]
2-7 配水管更新等再構築計画を作成できる職員を育成するための研修を実施
2-8 人材育成プログラムに基づき技術研修所を活用して研修講師と技術者を育成
2-9 2-8で養成された研修講師が、2-5で作成したチェックリストでの確認の下、研修の一連の流れ(準備・実施・報告・片付け・記録)を主体的に実施
2-10 前回の草の根技術協力事業で技術移転した無収水量削減技術を基に、出水不良が問題となっている地区で、無収水量削減活動を実施
2-11 これらの活動について国際シンポジウムや全国会議等に参加して他の水道事業者と情報交換
8.実施期間 2018年1月~2021年1月(3年0ヵ月)
9.事業費概算額 59,922千円
10.事業の実施体制 福岡市水道局は、局内に設置した「国際貢献活動に関する技術協力ワーキンググループ」を中心に、福岡市国際貢献・ビジネス推進会議及び福岡市国際ビジネス展開プラットフォームとも連携・協力しながら、福岡市全体・地域全体で取り組んでいく。
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体名) 福岡市水道局(福岡市)
2.活動内容 生活用水その他の浄水及び工業用水を市民に供給する。