地域経済活性化特別枠

草の根技術協力(地域経済活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 マレーシア
2.事業名 マレーシアの廃棄物管理における住民の協力体制の構築支援
Partnership Building with Local Residents on Waste Management in Malaysia
3.事業の背景と必要性 マレーシア国の都市ごみは現在埋立処分されているが、これらの処分場では温暖化ガスの発生や浸出水による地下水汚染などの深刻な環境問題が起こっている。
その対策として、廃棄物の大幅な減量化、安定化を図るべく、都市ごみ焼却発電施設(清掃工場)建設についての国際入札を行う計画があるが、都市ごみ焼却発電施設を建設しても、ごみの分別など、住民の協力なくしては安定的な稼働はできない。ごみの分別やリサイクルなどにおける住民の協力や都市ごみ焼却発電施設建設の際の住民の協力をいかに引き出すかが喫緊の課題となっている。
4.プロジェクト目標 クアラルンプール(KL)市の廃棄物管理における住民の協力体制(都市ごみ焼却発電施設への理解、分別・リサイクルへの協力等)が構築される。
5.対象地域 クアラルンプール市(KL市)
6.受益者層(人数規模) KL市の住民(約180万人)・NGO団体等
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
1 廃棄物の処理状況及び排出状況が明らかとなる。
2 KLモデル地域に在住する市民の、更なる資源化及びリサイクルの必要性に関する意識が向上する。
3 KL住民の都市ごみ焼却発電施設に対する理解が向上する。
4 収集・運搬やリサイクルサービスが改善され、住民の満足度が高まる。
<活動>
1-1 政府系機関を訪問し、関係構築を図るとともに、廃棄物処理状況についてヒアリングを行う。
1-2 KL市の住民・NGO等との関係を構築し、廃棄物排出状況についてマレーシア側と合同で調査する。
2-1  KL市内でモデル実験を行う場所(モデル地域)を複数箇所選定し、住民の意識調査を行う。
2-2 廃棄物管理を学ぶ研修案を23区清掃一組が作成し、KL市モデル地域の住民等を対象に研修員が選定される。
2-3 東京23区で廃棄物管理に関する講義や資源化・リサイクル施設、都市ごみ焼却発電施設の視察などを行う。日本の研修を参考に現地でのアクションプランを作成させる。
2-4 帰国後、研修員がアクションプランを実行するよう支援する。
2-5 日本の専門家及び住民代表が現地でアクションプラン進捗状況を確認するとともに、モデル地域での意識啓発キャンペーン等を共同実施する。
3-1 廃棄物管理を学ぶ研修案を23区清掃一組が作成し、NGO等を対象に研修員が選定される。
3-2 東京23区で廃棄物管理に関する講義や資源化・リサイクル施設、都市ごみ焼却発電施設の視察などを行う。
4-1 KPIについての資料収集と分析及び関係者のヒアリングを行う。
4-2 コンセッショネアの業務を管理・監督するKPIの改善提案を行う。
5 現地セミナーを開催し、研修の成果等について報告、意見交換、アンケートの実施等を行う。
8.実施期間 2013年12月〜2016年3月
9. 事業費概算額 60,000千円
10.事業の実施体制 日本側:東京二十三区清掃一部事務組合
マレーシア側:都市福祉・住宅自治省国家廃棄物管理局
II.応募団体の概要
1. 団体名(提案自治体) 東京二十三区清掃一部事務組合(東京二十三区清掃一部事務組合)
2. 対象国との関係、協力実績 2011年に当清掃一組の管理者及び副管理者がマレーシアを訪問し、住宅・自治大臣と会見するとともに、国家廃棄物管理局長と人材交流などについての書簡を交換した。その後も相互交流が行われ、JICAのEPP研修「廃棄物管理行政」(2012〜2014年度)を実施中である。