地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 マレーシア
2.事業名 IWKが管理する下水処理場の運転・維持管理に関する人材育成事業
3.事業の背景と必要性 首都クアラルンプール郊外では、宅地開発が活発に進められた結果、開発行為に伴い建設された小規模な下水処理場が多数散在している。これら施設の維持管理が十分に行われていないため、処理場からの放流水によりクアラルンプールの水源である河川の水質が悪化している。
このような事態の解決策として、散在している小規模下水処理場を統廃合し、大規模な処理場に集約化するプロジェクトが首都郊外のランガット地区で進められている。このプロジェクトで建設される下水処理場は、マレーシア国では初めてとなる日本及び東京の技術を採用することにより、コンパクト化と処理水質基準を同時に満たす計画である。
新規下水処理場に従事するIWK職員等に対し、処理場稼働時に運転・維持管理が円滑に行われるよう、人材育成を行う必要がある。
4.プロジェクト目標 マレーシア国において日本及び東京都の技術が導入される新規下水処理場に従事するIWK職員等の処理施設に係る運転・維持管理の能力を、カスケード研修を用い向上させることにより、人材を育成する。
5.対象地域 セランゴール州ランガット地区
6.受益者層(人数規模) IWK(マレーシア国下水道公社)職員等(30人)及び地域住民(約90万人)
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
1.研修員が、適切な技術(運転・維持管理、点検作業及び保全の進め方)をマスタートレーナーとして習得する。
2. マスタートレーナーによりマレーシア国内の技術者へ技術移転するための研修メカニズムの素地ができる。
3.東京の中小企業製品がマレーシア国に展開できる素地を作る。
<活動>
1-1.専門家を派遣し、マレーシア国における下水処理場の技術的課題の調査
1-2.東京都の施設を使用した運転・維持管理に関する実務研修を実施
1-3.日本での研修終了時に、研修員による報告会及びアチーブメントテストを
実施し、研修の総括と理解度から技術レベルの確認を行う
1-4.一定の技術に到達している研修員をマスタートレーナーとして認定
1-5.日本での研修時に研修員と日本の学生との技術交流会を実施
2-1.専門家を派遣し、マスタートレーナーが他の職員に行う研修を指導
2-2.立案した研修マニュアルを作成
2-3.マスタートレーナーを中心としたIWK内での技術研修スキーム案を提案
3-1.日本国内での研修において、今回使用する機器類の使いやすさ等を紹介
3-2.IWKが管理する処理場での実務研修に日本製の水質測定機器等を使用
3-3.研修員と東京もしくは日本の中小企業との意見交換会を実施
8.実施期間 2017年2月〜2018年9月
9.事業費概算額 約47,341千円
10.事業の実施体制 日本側:東京都下水道サービス株式会社
実施国側:IWK(マレーシア国下水道公社)
II.応募団体の概要
1.団体名
(提案自治体)
東京都下水道局
2.対象国との関係、協力実績 2010年マレーシア国上下水道マスタープラン策定を支援(経済産業省支援事業)
2012年日マ下水道ワークショップ(国土交通省主催)に参加
2015年マレーシア政府高官等を招聘し、下水道施設視察研修を実施(国土交通省と都の共催)