地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 マラウイ共和国
2.事業名 マラウイ国における持続的農業水利技術を活用するための人材育成支援事業
3.事業の背景と必要性 マラウイ国(以下マ国)は,天水依存型の営農形態からの転換を図り,各ドナーの支援により乾期作の実現と,収量の安定化を図ってきた。近年の新たな問題として,洪水による小規模施設の機能低下による営農に大きな支障を来している事例が発生している。
宮城県は,2011年から2017年までに2件の草の根技術協力事業を実施し,農業,灌漑及び水資源開発省灌漑局リロングウェ管区灌漑局(以下LLWISD)を対象として農業水利技術者育成を図ってきた。当初,LLWISD傘下のデッザ県を対象として実施し,概ね目標を達成した。その後,LLWISD傘下のデッザ県,リロングウェ県,ンチェウ県に対象を拡げ,技術者の能力開発とマ国に適合した「適正技術」の移転を図っている。これまで,延べ14名(2016年4月現在)の研修員を受入れ,研修員は帰国後移転技術の実践に取り組んでおり,成果が着実に発揮されている。
マ国では,施設の新設に加え改修事業の増加,設置後の維持管理体制の強化の必要性が高まりつつある。それらに対応するためには,技術者の全体的な底上げと技術者間での情報共有により,技術を持続的に活用していくことが重要となる。そのため,さらなる人材育成を図り,技術者間の連携強化により自立的かつ持続的に技術が活用される仕組みづくりを支援していく必要がある。
4.プロジェクト目標 施設の設計(災害復旧,改修設計を含む),施工及び維持管理に関する農業水利技術を習得し,自立的にマラウイ国内の技術者へ普及し,技術者間で情報共有する
5.対象地域 マラウイ共和国中央州リロングウェ県,デッザ県,ンチェウ県
6.受益者層(人数規模) 農業水利技術者20名,EPA(農業普及所)職員60名
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
1.農業水利技術普及のための人材を育成する
2.習得した「適正技術」を技術者自らが普及する
3.技術者組織設立準備委員会を設立する
<活動>
1-1.資材供与とともに,計画〜施工〜管理の一連の技術の指導
1-2.マラウイ国に適合した粗朶工法の施工テキスト作成
1-3.現地に適合した技術提案(材料,施工規模)
1-4.専門家を派遣し技術指導
1-5. 移転技術の課題と普及可能性を把握し, 課題に対応した本邦研修実施
2-1.日本の事例研究の上,普及における課題整理
2-2.普及可能性及び現地ニーズの高い課題調査
2-3.本邦研修の成果を活用して,研修員が普及計画原案作成
2-4.普及用の教材(リーフレット,ポスター)作成
3-1.リロングウェ農業大学と連携し,組織運営面での課題を整理
3-2.組織設置のための制度研究をリロングウェISDと合同で実施
8.実施期間 西暦2017年3月〜2020年3月(3年)
9. 事業費概算額 57,000千円
10.事業の実施体制 【日本】
宮城県(提案自治体)
特定非営利法人あぐりねっと21,宮城大学(協力団体)
【マラウイ国】
リロングウェ管区灌漑局及び各県灌漑事務所
リロングウェ農業大学
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体) 宮城県
2.対象国との関係、協力実績 JICAとの覚書締結により,2010年から2016年の3名の職員を青年海外協力隊(農業土木)として派遣。2011年度から2016年度まで農業水利技術分野の草の根技術協力事業を2件実施。