地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.事業の概要
1.国名 モンゴル国
2.事業名 ウランバートル市送配水機能改善協力事業
3.事業の背景と必要性 ウランバートル市(以下「UB市」という。)では、ゲル地区への給水のため、施設の増強や給水区域の拡大を順次進めているが、標高に応じた給水区域の分割化や送配水管の機能分離などの適正な施設整備が行われなかったため、複雑かつ非効率な送配水システムが形成されている。このため高地では水量・水圧不足に伴う断水や出水不良が頻発化し、低地では、過剰水圧が配水管、給水装置等の破損事故や漏水を増加させる要因となっており、水道の重要な要素である安定給水が確保されない状況となっている。
モンゴル国の持続的発展のためには首都UB市の都市基盤である水道システムが盤石であることが不可欠であるが、限られた水資源を有効かつ効率的に市民に供給するため、既存の送配水施設を見直し、その機能改善を行う必要がある。
送配水機能改善のためには、施設の整備・改修への投資も必要であるが、一方で施設の建設や改良・資金の調達や管理・施設の所有者である同市役所をはじめ関係機関が、機能改善計画策定に関する技術を有する職員を確保することが不可欠である。
4.プロジェクト目標 送配水機能改善計画の策定に必要な水道技術を習得した人材の育成
5.対象地域 ウランバートル市
6.受益者層(人数規模) (直接)UB市役所水道関係職員、UB市上下水公社職員、UB市住宅公共事業公社職員
(間接)UB市民
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
[1] ターゲットグループの送配水機能改善計画の策定に必要な能力が向上する
[2] ウランバートル市内に設定されたターゲットブロックにおいて、適切な送配水機能改善計画が作成される
<活動>
[1-1] 既存の送配水施設の運転状況を確認する
[1-2] 適切な送配水システムのため次の研修を行う
・送配水施設の計画に関する一般技術
・既存の配水池と管路網による適切な配水ブロックの区域の設定
・管路情報の管理・管網解析・水需要予測、漏水防止に関する手段
[2-1] ターゲットブロック区域を設定するため、選定されたパイロットエリアの配水管網内での水圧・流量のフィールド調査を行い、調査で収集したデータを解析する
[2-2] フィールド調査で得たデータを基に問題点と対策について議論し、ターゲットブロック区域におけるモデル的な送配水機能改善計画を作成する
8.実施期間 2016年1月〜2018年12月
9.総事業費見込 約37,000千円
10.事業の実施体制 ・札幌市水道局総務部企画課
給水部計画課、給水課
給水部施設管理課、配水調整担当課
(一財)札幌市水道サービス協会
公益社団法人北海道国際交流・協力総合センター(HIECC)
II.実施団体の概要
1.団体名(提案自治体) 公益社団法人北海道国際交流・協力総合センター(札幌市水道局)
2.対象国との関係、協力実績 【提案団体】
1996〜2011 「JICA寒冷地水道技術コース」等にて、モンゴル国から28人の研修生を受入(うちUB市関係機関9名)
2013〜2015 UB市の水道関係機関(UB市役所・USUG・OSNAAUG)を訪問し、水道施設等の実態や技術協力のニーズを調査
(2013年12月〜20515年3月の間に3回訪問)