地域経済活性化特別枠

草の根技術協力(地域経済活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 ミャンマー
2.事業名 ヤンゴン市下水道管渠維持管理・修復能力改善事業
3.事業の背景と必要性 ・ミャンマー連邦共和国ヤンゴン市のCBDエリアでは、老朽化した圧力式下水道の維持管理及び管渠の閉塞による汚水の公共用水域への流出や排水不良など様々な課題を抱えており、これまでに実施されている経産省やJICAの調査では、優先して実施すべきプロジェクトとして、「下水圧送管清掃事業」が挙げられている。
・現状では、YCDCは、効率的な下水道の維持管理のノウハウが十分でない状況であるが、新設の下水道施設が完成するまで間にも、早急に既存施設の状況を改善する必要があり、また、今後下水道施設が増加していく際に、それらの能力を最大限に発揮させるためにも、維持管理技術の向上は不可欠である。
・このため、本プロジェクトでは、ヤンゴン市に先行して管渠の適正な維持管理や計画的な修復を実施している大阪市、(一財)都市技術センター、及び老朽化した管渠の修復・長寿命化の高い技術を有する民間企業(積水化学工業株式会社)のノウハウと人材を活用し、YCDCに技術協力を行うものである。
・これらの本邦技術の移転は、我が国の「顔の見える援助」の促進に大いに役立つと考えられる。
4.プロジェクト目標 YCDCにおいて、管渠の維持管理(調査・診断、清掃およびそれに伴う安全対策)の技術向上とともに、先進的な管渠等の修復に関する本邦技術等の知見を得ることにより、修復方法の選定などの実施計画を策定できる
5.対象地域 ミャンマー連邦共和国ヤンゴン市
6.受益者層(人数規模) ヤンゴン市民 約510万人
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
1)YCDC担当職員が、管渠の破損・閉塞状況調査、調査結果による適切な清掃・修復方法の選択能力を習得する。
2)YCDC担当職員の、管渠の調査、清掃、修復計画の立案能力、及び技術の適用性を判断する能力が向上する。
3)維持管理に必要となる下水道施設の情報を見える化し、適切な形で保管し活用できるようにする。
<活動>
1)調査能力、清掃・修復方法の選択能力向上
(ア)YCDC提供資料を解析し、共同で管渠調査計画を立案、実施。
(イ)調査結果に基づき清掃、修復(補修・設置)が必要な箇所を選定、実施。
(ウ)下水道施設の維持管理において必要な安全対策(硫化水素対策等)の技術移転。
2)計画立案・技術の適用性判断能力向上
(ア)現地作業、本邦研修の実施、「下水道展」参加を通じ、必要な知識、技術を移転。
(イ)持続的な下水管渠維持管理マニュアル(案)を作成、セミナーを通じ関係者に周知。
3)下水道施設の情報の見える化
(ア)YCDCと共同で一連の活動記録を整理(施設の情報の台帳化、CAD化など)
8.実施期間 2014年10月〜2016年12月
9. 事業費概算額 30,884千円
10.事業の実施体制 日本側実施機関:積水化学工業(株)、協力機関:62都市技術センター 相手国協力対象期間:ヤンゴン市開発委員会
II.応募団体の概要
1. 団体名(提案自治体) 大阪市
2. 対象国との関係、協力実績 2012年度ミャンマー国下水道整備計画策定業務(国土交通省)の協力団体として調査に参加して、おり、2013年にはCLAIRを活用した汚水処理分野の研修等事業を行っている。現在、対象国に対し水・環境分野の技術協力に関するMOU締結を打診、内容は問題なく、本市の正式提案後約2カ月での締結見通しが示されている。