地域経済活性化特別枠

草の根技術協力(地域経済活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 フィリピン
2.事業名 フィリピン・ミンダナオのバンサモロ自治政府人材育成事業
〜広島による平和構築の支援〜
3.事業の背景と必要性 フィリピンのミンダナオ地域では、40年に亘り、フィリピン政府と独立を求めるグループとの間で紛争が続いているが、2014年3月の「包括和平合意書」の調印の際に2016年に「バンサモロ自治政府」を創設することで一致し、解決に向かって動き出している。
この紛争を解決し、再発を防止するためには、新自治政府で働く人材としてバンサモロ地域から一定の教育を受けた若年層を対象にリクルートし、育成することが求められている。
4.プロジェクト目標 本事業でリクルート・選抜され、広島で育成されたバンサモロ社会の若い人材が、バンサモロ自治政府の「地域行政」を行う新規職員となるのに必要な行政知識と専門スキルを身につける。
5.対象地域 フィリピン共和国南部バンサモロ地域
6.受益者層
(人数規模)
バンサモロ出身の大学卒程度の20代を中心とする若年層
・広島招聘研修者(30名)
・現地セミナー受講者(66名(広島招聘研修者を含む))
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
1. ダバオ選抜セミナーによる行政の基礎知識の獲得
2. 広島招聘研修による広域地方行政の専門知識・スキルの獲得
3. 自治政府を支える人的・知的な継続的ネットワークの基盤形成
<活動>
1:ダバオ選抜セミナーで、大卒程度の若年層66名に対し行政基礎知識を習得させ、到達度を評価し、広島招聘研修者を選抜する。
2-1:4週間にわたる広島招聘研修を3回計30名に実施し、行政の専門的知識・実務スキルを習得させ、到達度を点数化して評価する。
2-2:研修修了者がバンサモロ政府への政策提言を作成してバンサモロ移行委員会(MTC)Fなど相手国協力対象機関に報告することで、高度な行政実務遂行能力を獲得したことを示す。
2-3:現場ニーズと研修内容を整合させるフィードバックを行う。
3-1:横断的に自治政府を支えるための組織として、広島研修修了者の同窓会を結成する。
3-2:現地にミニ図書館を設置し、予備的人材の活動拠点とする。
8.実施期間 2014年1月〜2016年3月
9.事業費概算額 30,000千円
10.事業の実施体制 【日本側】広島大学、広島県
【フィリピン側】バンサモロ移行委員会(BTC)
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体) 広島大学
(広島県)
2.対象国との関係、協力実績 広島大学は、平和構築連携融合事業の中心的課題の1つとして2006年からバンサモロ和平問題に取り組んでいる。「国際平和拠点ひろしま構想」を策定し、復興・平和構築支援を施策に掲げる広島県も2010年から、同事業の連携パートナーとして加わり、両者でJICAミンダナオ研修の実施に協力するなどしてきた。