地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 フィリピン共和国
2.事業名 タルラック州カパス町における高齢者介護予防の意識向上事業
3.事業の背景と必要性 フィリピンは、我が国と貿易や地域安全保障上密接な繋がりを持つ東南アジアの一国である。国民の平均年齢は20代前半と若く人口増加があと20〜30年続くと言われるが、同様に高齢者の人数も増加していく。人口全体に対する高齢者の割合である高齢化率が5〜6%と我が国の24%強と比較してもかなり低いことにより、若年層や母子保健への対策が中心であり、高齢者への対応はまだ整備が不十分である。生活習慣病をはじめとする疾病などによりケアの必要な、いわゆる要支援・要介護状態の高齢者に対する現場の知識や技術向上への政策もこれからの状態である。
こうした状況において、我が国が約25年かけて整備してきた高齢者福祉が一朝一夕にフィリピンで展開されるものではないことから、要介護・要支援高齢者の増加や発生を防ぐ・減らす・遅らせることが可能であれば、現在のフィリピンにおいて社会的弱者となってしまう可能性の高い一般家庭(中間層)高齢者が、国民生活と生産への積極的な参加者としての地位を確立するための一助となり得ると考え、介護予防を主眼とした地域に密着したケアサービスの実践研修に取り組むこととなった。
4.プロジェクト目標 カパス町内において、プロジェクトで実施する研修を受けた現地関係者により、高齢者介護予防事業が行われ、介護予防の知識が広く普及する。
5.対象地域 ルソン島中部 タルラック州 カパス町
6.受益者層
(人数規模)
カパス町 高齢者事務局 職員19人と保健センター職員12名。
間接受益者としてカパス町60歳以上の住民(5,445人)、およびケア実施者(家族)
7.期待されるアウトプット及び活動 <アウトプット>
1.現地に即した高齢者介護予防プログラムが開発され、高齢者介護予防マニュアルが作成される。
2.カパス町内で、高齢者介護予防プログラムが実践される。
3.介護予防の知識が広く関係者に理解され、プログラムを実践できる人材が育成される。
<活動>
1-1 高齢者の実態調査、介護予防の現地調査を行う。
1-2 高齢者介護予防プログラムを開発する。
1-3 開発されたプログラムを基に介護予防マニュアルの作成協議を行う。
2-1 各バランガイの実態調査、現地調査を行う。
2-2 バランガイ選定のための協議検討を行い、決定する。
2-3 高齢者介護予防プログラムの実践準備、広報、説明会を行う。
2-4 介護予防の専門家により、プログラムが実践される。
3-1 関係者にマニュアルを配布し、介護予防についての研修を行う。
3-2 プログラムを実践する人材(実践者)を関係者から選定する。
3-3 専門家から研修員へプログラム実践のための指導を行う。(フィリピン国内にて)
3-4 専門家から研修員へプログラム実践のための指導を行う。(日本国内にて)
3-5 実践研修員が専門家と共にプログラムを実践する。
8.実施期間 2015年3月〜2017年3月
9.事業費概算額 26,937千円
10.事業の実施体制 社会福祉法人ももたろう会・NPO法人 MIGSF(ももたろう会現地法人)
カパス町高齢者事務局
II.応募団体の概要
1.団体名
(提案自治体)
社会福祉法人ももたろう会
(岡山県吉備中央町)
2.対象国との
関係、協力実績
岡山県にて、約20の福祉施設を運営。2009年からフィリピン・セブ市にて日本語・介護技術教室を開講し、共に生きる社会を目指した取り組みを行っている。