地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 タイ
2.事業名 官民一体となったタイ王国への下水道技術の支援
3.事業の背景と必要性 タイではバンコク首都圏を中心とする急激な人口増により水質汚濁が深刻化したため下水処理場を整備してきた。しかし普及が進まず多くの処理場で計画通りの汚水が処理されない現状があり、技術者不足等から、適切な維持管理がされず機能が失われている処理場が見受けられる。
WMAは下水道の普及拡大と処理場の維持管理技術をタイ全土へ波及させることを目指し、下水道研修センターを設置しており、地方自治体職員の技術者を育成し、適正な維持管理を行い処理場の機能回復を目指している。
しかしながら研修を行う講師が不足しており、下水道の普及促進と処理場の運転管理技術について、研修講師の育成が課題となっている。
また下水道の普及拡大を図るためには、政府関係者と自治体職員ならびに住民、民間事業者を対象に、下水道事業の認識を深めることが急務となっている。
WMAの普及啓発研修、セミナーを支援することで、対象者に対して本県民間企業とともに計画から整備、管理運営までの総合的な下水道事業を提案し、WMAとともに普及啓発を目指す必要がある。
4.プロジェクト目標 WMAに下水道維持管理技術者を育成し、下水処理場が適切に運営・管理される。また、タイ政府・自治体・住民の下水道に対する意識を向上させるための、下水道普及啓発の仕組みが構築される。
5.対象地域 タイ チョンブリ県
6.受益者層(人数規模) WMA職員によるマスタートレーナー:15名、WMAおよび政府関係者と自治体職員:約150名、下水道の普及対象地域住民:人口約500万人
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
1.下水道維持管理技術の講師としてのスキルが向上し、マスタートレーナーが育成される。
2.研修センターのカリキュラム及び研修テキストが策定される。
3.マスタートレーナーによる研修が実施される。
4.下水道普及率向上のための普及啓発イベントの開催
5.政府・自治体を対象とした下水道啓発セミナー、下水道の役割を体感するワークショップが開催される。
6.政府・自治体を対象とした下水道技術セミナーを開催して、埼玉県の下水道技術や製品のPRを行い、日本の技術、製品への理解が深まる。
<活動>
1-1.専門家派遣及びマスタートレーナー候補生招聘により、維持管理の知識向上のため技術講習を実施する。
1-2.マスタートレーナー候補生招聘により、実施設を用いた維持管理実習を実施する。
1-3.マスタートレーナー候補生招聘により、本邦研修センターを視察し、講師スキル及び研修センターの運営手法を習得する。
1-4.専門家派遣により、講習のロールプレイングを実施し、講師スキルを習得する。
2-1.既存テキストの内容確認と、専門家派遣による研修機器の確認及び活用方法の検討を実施する。
2-2.テキスト及びカリキュラムに対するWMAの要望等をヒアリングし、内容について検討を行う。
2-3.WMAと共にカリキュラム及びテキストを作成する。
2-4.研修用機器を制作し、研修センターへ設置する。
3-1.WMA職員を対象にした研修が実施される。
3-2.自治体職員を対象にした研修が実施される。
4-1.専門家派遣による普及啓発に関する講習が実施される。
4-2.本県の普及啓発イベントの視察及び研修員のイベントへの参加が実施される。
4-3.専門家派遣により、普及啓発イベントの企画立案及び計画の指導が実施される。
4-4.住民に向けた普及啓発イベントを開催する。
4-5.普及啓発イベントに関して、アンケート調査等を活用し、自己分析を行って実施報告書をまとめる。
5-1.下水道啓発セミナー、下水道の役割を体感するワークショップをWMAと共同で検討する。
5-2.C/Pによる政府・自治体への下水道啓発セミナー、下水道の役割を体感するワークショップが実施される。
5-3.セミナー及びワークショップの実施後、自己分析を行って実施報告書をまとめる。
6-1.政府・自治体に向けた技術セミナーの内容が検討される。
6-2.専門家派遣による政府・自治体に向けた技術セミナーが開催される。
6-3.技術セミナーの実施後、自己分析を行って実施報告書をまとめる。
8.実施期間 2016年2月〜2019年2月
9.事業費概算額 48,348千円
10.事業の実施体制 日本側:埼玉県下水道局
タイ側:タイ王国天然資源環境省下水道公社(WMA)
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体) 埼玉県下水道局
2.対象国との関係、協力実績 平成24〜26年度で草の根技術協力事業(タイ王国地方都市における下水道処理技術支援事業 地域提案型)を実施。