I.提案事業の概要 | |
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1.国名 | トルコ |
2.事業名 | ベイオウル区における防災対策事業 |
3.事業の背景と必要性 | トルコは日本と同様に国内に多くの断層を持つ地震国であり、2011年にはマグニチュード7.1の地震(トルコ東部地震)が発生し、多数の死傷者が発生した。一方で、地域住民の防災意識や防災に関する知識は高いとはいえず、特に地域におけるソフト面の防災対策が十分に整備されていないのが現状である。 このことから、同じような地勢的特性や文化的共通事項を持つ文京区が、各種防災計画の策定ノウハウや防災訓練、防災拠点整備など地域における防災対策支援事業の経験を活かすことにより、ベイオウル区の地域特性を踏まえた防災対策の策定及び実行に貢献することができる。 |
4.プロジェクト目標 | 地域住民の生命と地域の財産を災害から保護するため、地域住民が地震等の災害に関する知識と備えを持つとともに、防災関係機関が災害時に備えた体制を整備する。 |
5.対象地域 | トルコ共和国 イスタンブール市 ベイオウル区 |
6.受益者層 (人数規模) |
ベイオウル区地域住民、ベイオウル区防災対策担当者、ベイオウル区内防災拠点防災対策担当者、文京区民、文京区防災担当者 |
7.活動及び期待されるアウトプット | <アウトプット> 1)ベイオウル区の防災委員会が「ベイオウル区防災対策指針」を策定する。 2)地域住民が防災について知識を深め、防災意識が高まる。 3)防災関係機関が災害時に備えた防災体制を整備する。 <活動> 1)-1 ベイオウル区防災対策担当者に研修を実施し、人材を育成する。 1)-2 ベイオウル区に文京区業務従事者を派遣し、現地視察を行う。 1)-3 両国が協働して「ベイオウル区防災対策指針」を策定する。 2)-1 地域住民を対象に講演会やシンポジウムを両国で開催する。 2)-2 防災拠点において地域住民向け講習会や防災訓練を実施する。 2)-3 地域住民向け防災対策パンフレットを作成し啓発活動を行う。 3)-1 防災拠点の防災対策担当者向けに防災対策指針について講習会を行う。 3)-2 今後の理想的なモデルなる防災拠点を1か所整備する。 3)-3 博物館職員を対象に各種史料の被害抑止のための講習会を実施する。 |
8.実施期間 | 2014年12月〜2017年3月 |
9. 事業費概算額 | 30,000千円 |
10.事業の実施体制 | 【日本側】文京区、明治大学危機管理研究センター、文化遺産国際協力センター、文京区民 【トルコ共和国側】ベイオウル区、トルコ共和国首相府緊急事態管理庁(AFAD)、イスタンブール市、ベイオウル区防災拠点(博物館等) |
II.応募団体の概要 | |
1. 団体名 (提案自治体) |
文京区 |
2. 対象国との関係、協力実績 | ベイオウル区副区長訪問受け入れ(平成25年9月) 文京区長ベイオウル区訪問(平成26年4月) |