地域経済活性化特別枠

草の根技術協力(地域経済活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 ベトナム
2.事業名 ベトナム南部における科学的根拠に基づく保健医療サービス向上のための、大学と医師会の連携による医師育成
3.事業の背景と必要性 健康は社会経済発展の基盤であり、投資が必要とされる保健医療分野の1つが、科学的根拠に基づく医療に不可欠な疫学研究の技術向上である。ベトナム政府は保健医療計画において、医療従事者の人材育成と医療情報の整備を重要課題として掲げている。そこで、ホーチミン市医科薬科大学と福島県立医科大学公衆衛生学講座は、2004年から医師対象の疫学研修を実施してきた。2010年から2012年草の根技術協力事業の成果を踏まえ、今回は対象地域の拡大と指導体制の充実を中心とするスケールアップを、ハノイ公衆衛生大学院、ハーバード公衆衛生大学院、そして地方病院の協力の下で実施する企画とした。
4.プロジェクト目標 ベトナム南部地域の主に医師が、既存の科学的データを理解し活用する技術、そして、地域住民やサービス利用者のニーズを科学的に把握する技術を習得し、サービス提供に応用できる。
5.対象地域 ベトナム南部
(重点地域:前事業で対象としたホーチミン市に加え、現地カウンターパートと既に関係が構築されているアンザン省、ドンナイ省を拡大対象地域とする。)
6.受益者層
(人数規模)
直接受益者:ベトナム南部医師(約200人)
間接受益者:医師が所属する医療機関管轄地域の住民(重点地域人口約12337千人)
7.活動及び期待されるアウトプット

<アウトプット>
1. 研修教本が作成される。
2. 南部地域の医師の参加を募る。
3. 現地研修運営・指導者の指導技術が向上する。
4. 研修参加者が知識・技術を活用する力と自信をもつことができる。
5. 両国の若手臨床研究者が交流を通じて国際性を身につける。
6. 住民・患者の声を直接サービス向上に反映できるデータが提示できる。
7. 事業の進捗状況・成果、EBMの重要性に関する広報が推進される。
8. 研修成果に関する科学的根拠が提示できる。

<活動>
1. 研修教本(英語・越語)の作成とウエッブ公開
2. 南部広域からの参加者募集体制を構築
3. 指導者研修を実施
4. 作成した教本を用いた研修の実施
(場所:ホーチミン市とドンナイ省)
(対象者:ホーチミン市、ドンナイ省、アンザン省および他南部省)
5. 両国の若手臨床研究者の交流
6. サービス向上に直接反映できる疫学実習の実施
7. EBM推進の広報
8. 研修の短・中長期評価の実施

8.実施期間 2013年12月から2016年3月
9.事業費概算額 15,173千円(申請額のため、変更の可能性あり)
10.事業の実施体制 日本側:福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座、福島県
実施国側:ホーチミン市医科薬科大学、ホーチミン市医師会
協力機関:ハノイ公衆衛生大学院、ハーバード公衆衛生大学院、ドンナイ省オウコ産婦人科病院
II.応募団体の概要
1.団体名
(提案自治体)
福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座、福島県
(福島県)
2.対象国との関係、協力実績 2004年以降、疫学研修を現地大学認定研修として4回、JICA草の根技術協力事業を通じてホーチミン市医師生涯教育の認定研修として3回実施し、延べ393人が修了。