地域経済活性化特別枠

草の根技術協力(地域経済活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 ベトナム
2.事業名 ハノイ市における下水道事業運営に関する能力開発計画
3.事業の背景と必要性 ベトナム国では近年急速に都市化及び工業化が進行し、ハノイ市においては河川や湖沼の水質汚濁が生じている。同市では比較的小規模の下水処理場が円借款事業を通じて複数建設され、それら処理場が稼働しているが、今後、大規模下水処理場の建設及び稼働が予定されている。
ハノイ下水排水公社では、下水処理場を含む下水道施設の運転・維持管理を担っているが、下水道施設の運営管理のため、同公社の組織体制の強化や人材育成を図る必要がある。
ハノイ市は紅河沿いの低地にあるので、台風が上陸する5月から9月にかけて洪水が例年発生する。円借款事業を通じて整備された排水施設により、洪水による被害は軽減されたものの、河川及び雨水排水施設に係るハノイ下水排水公社の運営管理能力は未だ十分ではない。加えて、大規模下水処理場の稼働及び建設が今後進むので、下水汚泥の量の増加が見込まれる。下水汚泥の埋め立て処分地が将来的に不足すると予測されることから、下水汚泥の減量化・資源化も含めた汚泥処理に係る計画策定が必要とされる。
4.プロジェクト目標 ハノイ下水排水公社の管轄する大規模下水処理場の運転維持管理・事業運営に携わる人材が育成される。
5.対象地域 ハノイ市
6.受益者層
(人数規模)
ハノイ下水排水公社職員及びハノイ市民(650万人)
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
1 大規模下水処理場の運転維持管理・事業運営に係るマニュアル等が策定され、活用される。
2 ハノイ下水排水公社スタッフに対し、大規模下水処理場運転維持管理・事業運営に係る研修が行われる。
3 横浜水ビジネス協議会員企業の有する汚泥処理及び浸水対策に係る製品・技術の利点が理解される。
<活動>
1 過去に実施された草の根事業の検証を行い、また過去の円借款事業により建設された下水処理場を含め下水処理場の現状を調査し、課題の抽出を行う。
2 施設運転維持管理マニュアルを作成する。
3 施設運転維持管理マニュアルに基づいて運転維持管理を行う。
4 施設運転維持管理マニュアルの内容をレビューし、改訂を行う。
5 施設の運転維持管理に必要な技術や製品について、横浜水ビジネス協議会会員企業も交えてセミナーやワークショップ等を行う。
6 既存の汚泥処理及び浸水の現状を調査し、汚泥処理及び浸水対策に係る課題の抽出を行う。
7 汚泥処理及び浸水対策の課題解決に向け、設計積算、施工管理、事業運営を含め、計画策定や事業運営等に必要な知識や技術を指導する。
8 汚泥処理及び浸水対策に必要な技術や製品について、横浜水ビジネス協議会会員企業も交えてセミナーやワークショップ等を行う。
8.実施期間 2014年2月から2016年12月
9. 事業費概算額 59,870千円
10.事業の実施体制 日本側:横浜市及び横浜水ビジネス協議会会員企業
ベトナム側:ハノイ市人民委員会及びハノイ下水排水公社
II.応募団体の概要
1.団体名
(提案自治体)
神奈川県横浜市
2.対象国との関係、協力実績 横浜市とハノイ市は、2007年に都市環境等の都市問題の解決のためパートナー都市提携を交わしている。2011年度には「エンサ下水処理場整備事業準備調査」の一環でハノイ下水排水公社等の幹部職員を対象とした技術研修を実施している。