地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 ベトナム社会主義共和国
2.事業名 ハノイ市周辺・ナムディン省における都市近郊型農業の推進
3.事業の背景と必要性 ベトナム国北部のナムディン省やハノイ市周辺の農家は農業経営規模が小さく、今後、水稲を柱とした栽培体系では,農業経営の維持が難しくなることが予想される。対象内の一部の地域ではコメ2作+野菜1作の経営を転換し、コメ1作+野菜3作の経営により所得の安定化を図る動きが見え始めている。また、国内では農産物に対する安全安心の意識が高まりつつある。
そこで,茨城型農業(都市近郊での露地葉菜類を中心とした食料の供給基地としての役割を果たす農業)の技術を習得できる機会を創出し,安定生産の基礎となる土壌管理を含めた栽培技術の向上やその普及、および販路の確保により対象地域の農家の所得向上と安定を目指す必要がある。
4.プロジェクト目標 茨城県の特徴を活かした都市近郊型農業について,生産技術や流通販売の取組の習得を通じて,対象地域の農業の発展に寄与する人材(研究者,指導者,農家等)の育成を図る。
5.対象地域 ナムディン省およびハノイ市(近郊含む)
6.受益者層 ナムディン省およびハノイ市(近郊含む)の農業者及び農業指導者
7.活動及び 期待されるアウトプット <アウトプット>
(1)茨城県の農業生産技術やその普及方法,農業組織の形成,それらが行う流通手法が対象地域の農業施策等に活用される。
(2)環境にやさしい生産の取組がなされ,安定生産技術が実証されることにより,農家の生計向上のために取り組むべき方策が明確になる。
(3)農産物の流通経路の確認を通じて、それらの販路の改善について提言する。
<活動>
(1)ベトナムの農業研修員の受入れ
1)ベトナム人農業研修員が,茨城県の農業及び試験研究機関の取り組みについて知るために研修を実施する。
2)ベトナム人農業研修員が,研究技術の向上のため県試験研究機関で研修を実施する。
(2)ベトナムへの専門家の派遣
1)指導者層を対象に茨城県の農業生産や流通事情と効率的な野菜生産技術の優位性等を理解する為のセミナーを実施する。対象は農業技術者や農業関係企業及び農業者等
2)農業者を対象に、土づくり、育苗、施肥、主要品目の栽培技術や安全・安心の取り組みなどの茨城型農業の実態に関する講習会・現地研修会を実施する。
3)ナムディン省,ハノイ市のモデルサイトにおいて葉菜類の高品質安定生産技術の実証支援を行う。
4)対象地域における安心安全な農産物の流通事例を確認し,流通改善に関する提案を行う。
8.実施期間 2015年2月〜2017年3月
9.事業費概算額 46,232千円
10.事業の実施体制 茨城県農業協同組合(茨城県)が、ベトナム国農業農村開発省ベトナム農業科学アカデミー、ハノイ市農業農村開発局及びナムディン省農業農村開発局と協力しながら実施する。
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体) 茨城県農業協同組合中央会(茨城県)
2.対象国との関係,協力実績 2014年3月16日に「茨城県とベトナム農業農村開発省によるベトナムの地方自治体と茨城県の農業における協力関係強化に関する覚書」を締結した。