地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 ベトナム社会主義共和国
2.事業名 地域・産品・観光の連携で拓く販売チャンネルの拡大−安全野菜栽培の拡大と伝統工芸品の振興−
3.事業の背景と必要性 国内で流通する野菜の多くに農薬の過剰散布や残留性の高い農薬の使用が懸念され、食に対する安全性の確保は国家的な課題となっており、安全野菜栽培の拡大による販売チャンネルの拡大が、農民所得の向上からも重要である。
また、農民は農繁期以外に伝統的な工芸品製造に携わっていることが多いことから、農村地域の生計向上には伝統的工芸品の振興も重要な課題である。顧客ニーズの変化に対応してデザインを見直しての商品開発と販売戦略の構築が望まれている。
4.プロジェクト目標 地域・産品・観光の有機的な連携により多様な販売チャンネルが形成され、農家及び伝統工芸職人の所得が向上する。
5.対象地域 クァンナム省及びハノイ
6.受益者層(人数規模) 安全野菜栽培に関しては、クァンナム省で37世帯。
伝統的工芸については、クァンナム省で48村、ハノイで287村。
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
1 クァンナム省で生産された安全野菜の大都市部での販路が拓かれ、安全野菜の栽培が拡大される。
2 伝統的工芸品の消費者ニーズに即した商品開発が進み、販路が拡大される。
3 産業観光の活発化と地域産品の販売拡大のため、観光案内施設が整備され、モニターツアーが実施される。
<活動>
1-1 ダナン市内に安全野菜農民売店を開設し、クァンナム省の安全野菜及び特産品を販売する。
1-2 ダナン市内のスーパーや消費者クラブなどへと販売を広げ、宅配を開始する。
1-3 販路拡大に対応するため、安全野菜の栽培を増加する。
2-1 クァンナム省とハノイが連携して伝統的工芸品の振興を図り販路拡大を共同して行うための、情報の共有、講習会の開催を行う。
2-2 消費者ニーズを把握するため、マーチャンダイジングやデザイン講習会を開催し、商品開発の試作品を製作し、試験販売を行う。
2-3 伝統的工芸品の流通を促進するため、商社機能を持つ社会的企業家をクァンナム省、ハノイでそれぞれ育成する。
2-4 伝統的工芸品の販売を促進するため、クァンナム省とハノイのそれぞれに相互販売拠点を整備し、販売促進研修を行う。
3-1 クァンナム省とハノイのそれぞれに観光案内窓口を整備し、案内業務研修を行う。
3-2 観光商品造成を多様化するため、クァンナム省とハノイでモニターツアーを開催し、意見をフィードバックする。
3-3 集客を拡大し持続させるための産業観光マップを作成する。
8.実施期間 2016年3月〜2019年3月
9. 事業費概算額 49,862千円
10.事業の実施体制 【日本側】南房総市、南房総市内8駅で組織されている道の駅連絡会
【ベトナム側】クァンナム省友好団体連合、ハノイ観光・貿易・投資促進センター
II.応募団体の概要
1.団体名 千葉県南房総市
2.対象国との関係、協力実績 2006年から笹川平和財団の助成で「日越地方市民団体交流事業」へ参画した。
2011年度からは、草の根技術協力事業で「南房総の『道の駅』の知見を活かした住民参加による地域振興」事業を、2013年からも草の根技術協力事業で、「『道の駅』を基盤とした、農業の第6次産業化による地域振興」事業を実施している。