地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.国名 ベトナム
2.事業名 ホイアン市「エコシティ」実現支援プロジェクト
3.事業の背景と必要性 ベトナムが世界に誇る観光都市であるホイアン市は、「エコシティ」を長期構想に、環境に配慮した発展を目指している。先の「ホイアン那覇モデルのごみ減量プロジェクト」でホイアン市は、「ホイアン市家庭でのごみ分別展開計画書」を施行、全世帯にごみ分別案内書を配布し、自身でごみ組成調査や分別状況のモニタリングを行うなどの成果があり、ホイアン市の市民参加による「家庭系ごみ」の分別・減量の仕組みづくりに寄与できた。しかしながら、1)観光がリーディング産業としてホイアン市の経済成長をけん引しており、観光客も増加し続け、ホテルも増加、2)観光が環境に与える影響力は大きく、環境と観光の両立を模索する必要がある、3)大口排出者の事業系ごみの基礎的なデータが収集されていない、4)事業系ごみは、ごみ収集担当の公共工事会社が直接回収し大きな労力となっているが、ごみ減量対策は未着手である、5)行政に事業系ごみの減量・分別の指導体系が整っていない、6)「エコシティ」実現のためにも、ごみ減量施策を「事業系ごみ」に拡大し、ごみの全体量を減量していくことが急務である、7)把握した統計情報を共有する仕組みが整備されていないという新たな課題が抽出されてきたことから、ホイアン市からの高い協力ニーズがあった。
そこで、次なる新たな挑戦として、那覇市の持つ事業系ごみ減量の経験や「那覇市ブランド」として定着している観光産業の環境に配慮した事業活動の経験などの那覇市の「環境共生都市」施策の知見を総動員し、ホイアン市の「エコシティ」と観光の両立を図るための事業系ごみ対策と観光地としての環境施策についての協力を行うことで、ホイアン市「エコシティ」の実現に向けた施策が強化されることを目標に本事業を提案する。
4.プロジェクト目標 環境と観光の調和のとれた那覇市の「環境共生都市」の経験・知見を活用し、ホイアン市の事業系ごみの分別・減量が制度化されることで、ホイアン市が目指す「エコシティ」の実現に向けた施策が強化される
5.対象地域 ホイアン市全13地区
6.受益者層(人数規模) 最終受益者:ホイアン市民約9万人
直接受益者:ホイアン市人民委員会、天然資源環境局、公共工事公社、婦人会、文化情報局、事業者
7.活動及び期待されるアウトプット <アウトプット>
1.ホイアン市のごみの現状が、市民、事業者、行政のステークホルダーに共有される
2.事業者へのごみの分別・減量指導対策(啓発活動を含む)が展開される
3.ごみを排出する全てのステークホルダーに向けたホイアン市「ごみ白書」が発行される
4.ホイアン市の「エコシティ」と那覇市の「環境共生都市」を踏まえた両市のビジネス連携の基礎が築かれる
<活動>
1−1 ごみの発生元ごとの量・質調査、1−2 ごみ処理のフローと処理量調査、1−3 事業者の事業規模調査、1−4 調査結果を報告書にまとめ、ステークホルダーに共有
2−1 事業者とのごみの分別・減量などについてのワークショップ、2−2 事業者で自家処理の実証実験を行い、実験効果を分析し、結果をまとめる、2−3 事業者向けパンフレットなど広報ツールを作成、2−4 環境に取り組む優良事業者のクライテリアを明確化、2−5 優良事業者表彰・認証制度を試行する
3−1 市民や事業者が出すごみの現状を情報提供するための「ごみ白書」についてのホイアン市環境局、情報局などからなる編集会議、3−2 ホイアン市「ごみ白書」を編集、発行
4−1 那覇市において<環境・観光ビジネスセミナー>を開催、4−2 ホイアン市において<ホイアン市×那覇市環境技術見本市>を開催、ニーズに合わせた商品化など、ビジネス連携の可能性を探る、4−3 ホイアン市において<ホイアン市×那覇市観光プロモーションセミナー>を開催
8.実施期間 2016年3月〜2019年3月
9.事業費概算額 59,960千円
10.事業の実施体制 沖縄側:那覇市、沖縄リサイクル運動市民の会、民間企業12社
ホイアン市側:ホイアン市人民委員会、天然資源環境局、公共工事会社、婦人会、文化情報局、事業者
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体) 沖縄リサイクル運動市民の会(那覇市)
2.対象国との関係、協力実績 那覇市とベトナム・ホイアン市とは、2008年から8年に亘る協力関係を築いてきた。2009年4月、那覇市長とホイアン市市議会議長とのトップTV会談が実現。2012年8月、那覇市長がホイアン市を訪問、ホイアン市長と「ホイアン・那覇モデルのごみ減量プロジェクト」のMOU署名交換。2013年3月の研修では、ホイアン市共産党副委員長、副市長(現市長)、公共工事会社社長、婦人会会長などホイアン市幹部8人が那覇市で研修を受け那覇市のごみ減量モデルについての知見を深めた。2013年8月のホイアン祭りでは、創作エイサー団の那覇太鼓を派遣し市民の文化交流を深めた。さらに、専門家派遣では、那覇市環境部長、副部長、廃棄物対策課長、一般廃棄物グループ長の管理職を那覇市代表として派遣した。