地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1. 国名 ベトナム社会主義共和国
2. 事業名 ダナン市における水産物バリューチェーンモデル構築プロジェクト
3. 事業の背景と必要性 ・ベトナムの一般的な漁師による漁獲は、複合的な要因により水揚げ時には約3割が腐敗するなど著しく品質低下している状況である。
・カウンターパートであるダナン市農業農村開発局では、ロスを3割から1割五分に減少させる目標を掲げるとともに、水産業の総合的な振興機能を有する水産センター建設に向けて当方へ協力を要請している。
・ベトナム水産業における漁獲から加工流通過程における衛生・品質管理技術の向上は、漁業者を含めた水産関連事業者の生活の向上に寄与し、また乱獲抑制による水産資源保護にも繋がる。
・ベトナムにおける水産業の振興には、鮮度保持技術を核とした水産物バリューチェーンの確立が不可欠であり、日本を代表する水産都市釧路の有する衛生・品質管理技術・機器、商品開発、ブランド化を含めたマーケット開拓の技術、ノウハウにより貢献することが可能である。
・ベトナムにおける水産物バリューチェーンの確立による経済発展は、TPPを見据えた釧路地域との輸出入の拡大、関連企業の販路拡大と連携強化、ひいては観光交流など、双方の当地域の経済活性化に大きく寄与する。
4. プロジェクト目標 水産物バリューチェーンのモデル構築
5. 対象地域 ダナン市及びその他の消費地
6. 受益者層 ダナン市の漁業関係者
トクアン漁港の漁師、漁港管理者、トクアン工業団地の加工業者
ダナン市のバイヤー、流通業者
7. 活動及び期待されるアウトプット

<アウトプット>
1. 漁獲水産物のロスが低減し、原材料が有効活用される
2. 高付加価値化された水産加工品が開発される
3. 新たに改良・開発された商品がPR活動を通じ発展する

<活動>
1-1. 専門家と関係者との基礎調査と協議の実施
1-2. 衛生・品質管理技術導入先の選定
1-3. 漁船、市場への衛生・品質管理技術の導入(機材の設置)
1-4. 衛生・品質管理技術維持管理(メンテナンス)研修の実施
1-5. 鮮度改善効果の確認及びロス低減についての検証
1-6. DARDと協力して、衛生管理技術運用マニュアルを作成する。

2-1. ダナン市における水産加工品の現状把握と商品開発可能性の検討
2-2. 共同開発する現地加工業者の選定
2-3. 既存加工品の商品改良、低利用資源を活用した商品開発
2-4. 高鮮度・高品質の水産物を活用した商品開発
2-5. 高鮮度、高品質の水産物のダナン市および近郊での販路開拓支援

3-1. 開発した商品の試食会やテスト販売の実施
3-2. ダナン等における地域の特産品としてのPR活動
3-3. ダナン等におけるホテルや日本食レストランなどへの販路開拓支援
3-4. イベント、展示会でのベトナム・釧路水産物のPR活動

8. 実施期間 2017年3月〜2019年2月
9. 事業費概算額 64,661千円
10. 事業の実施体制 日本側実施団体:釧路商工会議所/ベトナム側実施団体:ダナン市人民委員会
II.応募団体の概要
1. 団体名(提案自治体) 釧路商工会議所(北海道釧路総合振興局、釧路市)
2. 対象国との関係、協力実績 国内唯一の坑内掘炭鉱である釧路コールマイン(株)では国(経済産業省)が実施する事業として、2002年度から石炭採掘技術・鉱内保安技術の向上を目的とした研修事業を実施し、毎年ベトナムと中国から研修生を受け入れている。
2014年〜2016年 草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業として、「ベトナム水産物における衛生・品質管理向上のための人材育成と釧路産水産物のPR事業」を行った。