地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.対象国名 ベトナム社会主義共和国
2.事業名 ベトナム国キエンザン省における下水道事業化に向けた人材育成プログラム
3.事業の背景と必要性 ベトナム国南部に位置するキエンザン省では水環境の悪化に対し危機感を募らせており、早急な下水道整備による水環境の改善が必要となっている。
一方で、アジア開発銀行(以下ADB)が2015年3月にキエンザン省人民委員会に対し、ラックザー市の下水道計画を提案し、下水道事業実施を打診済である。キエンザン省人民委員会はこの提案を承認し、ADBの資金を活用して下水道整備を図る方針を固めている。現在、キエンザン省職員がADBの提案内容を精査しているが、下水道事業実施のための知識が不足しており、提案内容に関するいくつかの課題(分合流区域の設定、処理場位置の妥当性など)を適切に評価することが困難な状況にある。今後、こうした課題を解決したうえで、ADB提案の計画を見直した改善案を作成し、ADBと下水道事業着手に向けた協議を実施するため、下水道計画を含む事業化のための職員の能力向上に対する支援を神戸市に対し強く要望している。また、下水道の事業化にあたって必要となる法制度や組織体制、維持管理体制、下水道経営体制の構築のためのノウハウ・技術移転も強く望んでいる。
神戸市としては、キエンザン省において早期に下水道事業が開始され、水環境が改善されることの必要性に鑑み、キエンザン省の要請に基づき、人材育成支援を行う必要があると考えている。
4.プロジェクト目標 キエンザン省が下水道事業を開始するために必要な能力及び下水道事業を継続的に運営できる能力を備える。
5.対象地域 ベトナム社会主義共和国キエンザン省
6.受益者層(ターゲットグループ) キエンザン省人民委員会(建設局、計画投資局、フーコック経済ゾーンマネジメントボード(PQEZ)、天然資源環境局)、キエンザン省上下水道公社(KIWACO)
7.生み出すべきアウトプット及び活動 <アウトプット>
1. キエンザン省プロジェクトチームの汚水処理基本計画及び下水道事業計画に関する課題分析と課題解決能力が向上する。
2. キエンザン省において下水道事業化のために必要な法制度及び管理・運営体制が理解される
3. キエンザン省内で継続的に人材育成が促進されるための準備が整う。
<活動>
1. 研修受講後、プロジェクトメンバーが、汚水処理基本計画改善、およびセプティックタンク管理の啓発資料作成などを行ない、それらの内容について人民委員会から承認を得る。
2. 研修受講後、プロジェクトメンバーが、下水道事業着手に必要な法制度の提案書及び管理・運営計画案を作成し、人民委員会へ報告する。
3. プロジェクトメンバーが汚水処理基本計画策定、下水道計画策定、法・制度策定、および管理・運営計画策定のための教材を作成し、同メンバーのこれらの教材を用いた人材育成の能力向上を行ない、関係部署へ教材を配布する。
8.実施期間 2017年11月〜2020年3月(2年5ヵ月)
9.事業費概算額 57,044千円
10.事業の実施体制 神戸市、一般財団法人神戸すまいまちづくり公社が連携し、キエンザン省内に新たに組織されるプロジェクトチームを対象とした技術移転・人材育成事業を推進する。また、ベトナム国内で汚水処理施設の受注・納入実績のある神戸の地元企業も協力機関として参加し、処理場計画において、日越の汚水処理施設の特徴を比較した幅広い検討を実施する。
II.応募団体の概要
1.団体名(提案自治体名) 神戸市
2.活動内容 下水道事業化のための下水道事業計画策定支援