地域活性化特別枠

草の根技術協力(地域活性化特別枠)事業概要

I.提案事業の概要
1.対象国名 ベトナム社会主義共和国
2.事業名 ハイフォン市下水処理場運転管理・浸水対応能力向上プロジェクト
3.事業の背景と必要性 ベトナム北部の重要な港湾都市であるハイフォン市では、急速な都市化や工業化が進み、公共水域の水質悪化が進むとともに排水能力の不足による市街地の浸水被害が頻発している。
これらを改善するため、円借款事業により、ハイフォン市初の下水処理場や排水施設の整備が進められているところであるが、下水処理場を効率的に運転管理する人材の育成や、頻発する浸水被害の軽減を図るソフト対策の充実が課題となっている。
本事業は、北九州市が長年培ってきた技術・ノウハウを活かし、「下水処理場の効率的な運転管理能力の向上に向けた取り組み」や「市民と協働で浸水被害の軽減を図るソフト対策」を実施するもので、官民が連携して両国間の技術交流の活発化と技術移転の促進を図るものである。
4.プロジェクト目標 ハイフォン市の下水道に関する能力(下水処理場運転管理能力、浸水対応能力、持続的な事業運営能力)が向上する。
5.対象地域 ハイフォン市
6.受益者層(ターゲットグループ) ハイフォン下水道排水公社および一部ハイフォン市民(浸水対策訓練参加者約100名)
7.生み出すべきアウトプット及び活動 <アウトプット>
1. 下水処理場運転管理マニュアルに基づき、下水処理場の運転管理能力が向上する。
2. 浸水対策(ソフト対策)のノウハウや浸水被害の要因を市民と行政が共有し、下水道の有用性、下水道に要する費用に対する市民意識の向上が進む。
<活動>
1. 北九州市の官民が連携して、その経験やノウハウを活かし、C/P実務者と協議しながら、現地の状況(技術力、予算、人材など)を勘案し、持続的に活用できる下水処理場の運転管理マニュアル(運転指標や処理場運転管理手順書、定期点検チェックリスト等)を作成する。
2. 市民と行政が連携して浸水対応図を作成し、これを活用した浸水対策訓練(避難訓練や土のう設置訓練等)をC/P主導で実施する。
3. 上記の活動効果を高めるため、民間(北九州市海外水ビジネス推進協議会会員)企業や周辺自治体等と連携し、受入研修を実施する。
4. 行政、市民など参加のもと、成果を共有するための報告会を開催する。
5. 高校生が、上下水道施設の視察、本邦研修、現地視察などに参加し、市民に対して上下水道事業や国際協力の魅力を発信する。
8.実施期間 2018年5月~2021年3月(2年11ヵ月)
9.事業費概算額 約53,593千円
10.事業の実施体制 北九州市上下水道局が北九州市海外水ビジネス推進協議会会員企業の協力のもと実施
II.応募団体の概要
1.団体名 北九州市上下水道局
2.活動内容 2010年11月 ハイフォン下水道排水公社との技術交流の覚書締結
2012~2013年度 JICA草の根技術協力事業
「ハイフォン市における下水道事業推進のための人材育成支援事業」
2014~2016年度 JICA草の根技術協力事業
「ハイフォン市下水道維持管理能力向上プロジェクト」
2017年度 ハイフォン市下水道台帳システム整備事業