ニュースリリース

アフリカへの「水の防衛隊」本格始動!!

−TICAD IV横浜行動計画(安全な水)への取組み−

2008年11月05日

【写真】

湧水をそのまま利用する人々

JICAは、アフリカ各国への「水の防衛隊」の派遣を本格開始します。11月からボランティアをセネガルに短期派遣する他、タンザニアへは東京都水道局OBを含む調査団を派遣し、両国の給水事情の改善などに対する協力を行います。

「水の防衛隊」は、今年5月に開催されたTICAD IVの開会式演説で当時の福田康夫総理大臣が表明した日本のアフリカ支援構想における国際公約・新機軸の一つで、村落給水、水道管理のボランティアや技術者をアフリカに派遣し、安定した水の供給を目指すものです。

今回の派遣は今年8月に実施したニーズ調査の結果を踏まえたものです(注1)。調査を通じ、各国を取り巻く給水事情の改善には、水資源の確保から給水施設の整備、給水施設の維持管理など、多岐にわたる支援が必要であることが分かりました。今回の派遣はそのニーズに対応したものとなっていますが、現地のニーズは膨大であるため引き続き青年海外協力隊、シニアボランティア等を募り、継続的な派遣をする必要があります(注2)。

【写真】

中には長距離を歩いて水を得る人もいる

現在、世界には、「安全な水」の供給を受けられない人が11億人いると言われています。さらに、水質汚濁・洪水・渇水等の問題の深刻化により、今世紀半ばには、「水」の問題が最重要課題になるとも言われています。水不足等による食料生産の低下等、海外からの食料輸入に依存する我が国にとっては、開発途上国の水問題は対岸の火事とは言えない問題です。
 
このように、様々な影響のある開発途上国の水問題の改善に役立つ技術や経験を持つ日本人を派遣すること等により、JICAの支援が、水問題に対して特に脆弱である貧困層や子どもの生活改善に寄与することを目指しています