ニュースリリース

ウガンダ共和国政府向け円借款契約の調印

−ナイル川に架かる新橋の建設を通じて国際回廊の整備を支援−

2010年11月01日

【写真】

調印式の様子

1. 国際協力機構(JICA)は、11月1日、ウガンダ共和国の首都カンパラ市にて同国政府との間で「ナイル架橋建設事業」を対象として、91億9,800万円を限度とする円借款貸付契約に調印しました。

2. 本事業は、ウガンダの首都カンパラから約80km東のジンジャ県に位置し、ケニア共和国のモンバサ港からウガンダの首都カンパラへと続く北部回廊上を流れるナイル川に、新しい橋梁、及びアクセス道路等を建設するものであり、ウガンダにおける北部回廊の輸送能力を増強し、安全な交通を確保することを目的としています。本件に係る貸付資金は橋梁やアクセス道路の建設等に充当されます。

3. 東アフリカの内陸に位置するウガンダでは、主にケニアのモンバサ港を通じて輸出入が行なわれており、ウガンダの首都カンパラからケニアのモンバサ港へ通じる北部回廊はウガンダの物流にとって非常に重要な道路です。ジンジャ県に位置し北部回廊上を流れるナイル川の通行には、1954年に建設された橋梁(ナルバレ橋)が利用されていますが、老朽化、橋幅の狭さ等のため、同橋は円滑で安全な交通の障害となっています。モンバサ港と首都カンパラ間の交通量は今後も増加すると予測されており、新しい橋を建設し、円滑で安全な交通を確保することは急務となっています。

4. 更に、同橋の建設により、ケニアのモンバサ港、タンザニア連合共和国のダルエスサラーム港から、南部スーダン地域、コンゴ民主共和国、ブルンジ共和国及びルワンダ共和国への輸送ルートも確保されることから、本事業の実施により、周辺国との貿易活動、及び地域統合の促進が期待されます。

5. ウガンダ政府は、2010年4月に策定した国家開発計画において、「経済インフラの質及び量の改善」を、30年以内に低所得国から脱却する方針の一つと掲げ、経済インフラのうち、特に運輸インフラを、経済面だけでなく、社会開発面においても重要な基盤と位置づけています。JICAはこれまでも、ウガンダの道路セクターに対し、「アティアク−ニムレ間道路改修事業」(承諾額:3,395百万円、円借款貸付契約調印日:2010年3月26日)を支援しており、今後も、同国の持続的な経済成長に向けた取り組みを効果的に支援する方針です。

(参考)

1.借款金額及び条件

案件名借款金額
(百万円)
金利
(%/年)
償還期間(年)据置期間(年)調達条件
本体コンサルティング・サービス
ナイル架橋建設事業9,1980.010.014010アンタイド

2.事業実施機関

ウガンダ国家道路公社(Uganda National Roads Authority)
住所: Plot 5, Lourdel Road, P.O. Box 28487 Kampala, Uganda
Tel: +(256)-312-233100, FAX :+(256)-414-347616

3.今後の事業実施スケジュール(予定)

(1)事業の完成予定時期:2017年3月(施設供用時をもって事業完成)
(2)コンサルティング・サービス(施工監理等(注))にかかる招請状送付時期:2011年8月(予定)
(3)本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:
調達パッケージ:機器・土木工事
予定時期:2012年7月(予定)

(注)詳細設計はウガンダ政府により実施される予定