ニュースリリース

2011年度第3四半期における無償資金協力の贈与契約の締結について

2012年01月30日

国際協力機構(JICA)は、2011年度第3四半期(2011年10月〜12月)において、計9件の無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)に調印しました。

案件の一覧については、添付情報をご覧下さい。今般調印した主な案件の特徴は以下の通りです。

【タジキスタン共和国「第二次クルガンチュベ−ドゥスティ間道路改修計画」】

中央アジアの内陸部に位置するタジキスタンでは、国内の物流だけでなく、周辺国との交易についても国際回廊として道路輸送網が利用されており、幹線道路は経済の主要な基軸となっています。これら道路網の多くは旧ソ連時代に建設されましたが、1991年の独立後に約10年間続いた内戦等により損傷と老朽化が進み、経済活動の妨げとなっています。

これに対し日本政府は、無償資金協力「ドゥスティ−ニジノピャンジ間道路整備計画(I期およびII期)」(平成18年度および平成20年度:延長23.7キロメートル)、「クルガンチュベ−ドゥスティ間道路改修計画(平成20年〜23年度)」により、タジキスタンの首都ドゥシャンベとアフガニスタンの国境を結ぶ国道384号線(国際幹線道路11号)の道路改修を支援してきました。

本事業は、同路線上の未改修区間17.9キロメートルを対象とするもので、完工後はドゥシャンベ−アフガニスタン国境間の全線が整備されることになり、国内物流の促進だけではなく、アフガニスタン向けの物資の輸送が可能になります。さらには、二国間だけでなく中央アジア周辺地域も含めた広域幹線道路として物流が促進され、農産物および旅客の輸送の増大による農業や観光業の活性化も期待されています。

なお、「クルガンチュベ−ドゥスティ間道路」で完成した道路は、延長42.14キロメートルで、フルマラソンの距離とほぼ同じだったことから、2011年11月、本工事を施工した大日本土木株式会社と株式会社NIPPOの共同企業体が地域住民ら約600人と共にマラソン大会を開くなど、両国の友好関係が深められています。