緒方特別顧問がメキシコ合衆国政府よりアギラ・アステカ勲章を受章

2013年4月10日

受章式での緒方特別顧問

4月10日、緒方貞子JICA特別顧問は、訪日中のメキシコ合衆国エンリケ・ペニャ・ニエト大統領より「アギラ・アステカ勲章」を授与されました。「アギラ・アステカ勲章」は、外国人へ授与されるメキシコの勲章としては最高位のものです。今回の叙勲は、日本・メキシコ両国の緊密な関係を基礎として、緒方特別顧問の人道支援、開発協力等を中心とする国際社会における多大な貢献が認められたものです。

メキシコは、日本にとって開国後アジア以外の国との間で初めての平等条約となった「日墨修好通商条約(1888年)」を締結した伝統的友好国であり、また、本年は、支倉常長慶長遣欧使節団によるメキシコ訪問400周年にあたります。1971年に開始された「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画(旧日墨交流計画)」では、毎年最大50人ずつの研修生を相互に受け入れており、これまでに派遣・受け入れした人数は約4,000人に上ります。

メキシコ政府は、一貫して経済自由化政策を維持しており、近年の安定的なマクロ経済運営、諸外国との積極的な自由貿易協定(FTA)締結(2005年に日本との経済連携協定〈EPA〉も発効)等により、日本を含む外国からの直接投資の誘致に成功し、2010年以降4パーセント前後の安定した経済成長を続けています。JICAは、外交上および経済上極めて重要な国であるメキシコに対し、日系企業への側面支援ともなる裾野産業や中小企業の競争力強化のための協力や、都市環境問題、生態系保全等の課題に対応するための協力を中心に展開しています。

また、2003年に両国間で締結された「日本・メキシコ・パートナーシップ・プログラム(JMPP)」の枠組みのもと、メキシコ国立防災センター(CENAPRED)を拠点として防災分野のほか、環境産業開発等、これまでの対メキシコ協力の実績が豊富な分野において、同国と連携して他の中南米・カリブ諸国を支援する「三角協力」も推進しています。JICAは、今回の緒方特別顧問の受章を励みとし、両国経済の連携強化や、JMPPの下で防災分野をはじめ中南米・カリブ地域の重要な課題の解決に寄与すべく、引き続きメキシコとの協力・連携に取り組んでいく所存です。