2012年度第4四半期における無償資金協力の贈与契約の締結について

2013年4月12日

国際協力機構(JICA)は、2012年度第4四半期(2013年1月〜3月)において、計53件の無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)に調印しました。
案件の一覧については、添付情報をご覧下さい。

今般調印した主な案件の特徴は以下の通りです。

南スーダン共和国 「ナイル架橋建設計画」

物資のほとんどを輸入に頼る南スーダンにとって、首都ジュバと隣国ウガンダおよびケニアを結ぶ国際幹線道路は復興と国づくりを支える生命線であり、日本の有償資金協力(ウガンダ国内一部区間)および世界銀行等の支援により整備が進められています。一方で、これらの国際幹線道路からジュバ市内に至る際に通過する唯一の橋のジュバ橋は、南スーダン領内においてナイル川に架されている唯一の橋でもあります。ただし、ジュバ橋は仮設橋であり、2006年に上部工が崩落、2010年には工事用車両が通過した際に部材が折れる等、危険な状況が続いており、早期の修復対応が求められていました。

JICAは2008年から2010年にかけて開発調査「ジュバ市交通網整備計画調査」を行い、道路網マスタープランおよびキャパシティ・ディベロップメント計画を策定し、新しいナイル架橋の建設を最優先事業の一つとして提案しました。また、2011年10月より技術協力「ジュバ市持続的な道路維持管理能力強化プロジェクト」を実施し、本無償資金協力の実施機関である道路橋梁省等への能力強化支援を行っています。

本件は、こうしたJICAによる提案や技術協力を踏まえて実現に至りました。協力内容はウガンダやケニアと繋がる国際幹線道路とジュバを結ぶ全長560メートルの区間で新しい橋を建設するものであり、流通路線の輸送力強化が図られ、もって南スーダンの経済発展に寄与することが期待されています。

さらに、本事業はTICADIV横浜行動計画の「広域運輸回廊の計画・建設・改良の支援」、および復興を支える橋として「人道・復興に関わる取り組みの支援」に資するものとなります。