日越協同によるノイバイ国際空港第二旅客ターミナルプロジェクト

−オールジャパンで空港ターミナルの整備・運営を支援−

2013年6月5日

ベトナムの首都ハノイにあるノイバイ国際空港は、第二旅客ターミナル(T2)の供用により、利便性・安全性に優れた東南アジアを代表する国際拠点空港に生まれ変わります。

本日、ハノイで開催されたT2供用準備委員会の最終会合では、ベトナム空港会社(以下、ACV)による供用準備作業の進捗報告とともに、第一旅客ターミナルでの日本の最新技術を活用した光触媒技術による抗菌・脱臭効果の確認(日本側の負担により実施)および今後のJICAによる技術支援のスケジュールが発表されました。

ベトナム北部の経済発展に伴い、急増する航空需要に適切に対応するため、日本の円借款を活用して、ノイバイ国際空港第二旅客ターミナルビル(T2)の新設工事を進めています。2013年4月末時点の工事の進捗率は14.2パーセントであり、2015年4月の供用を目標に計画通り工事が進められています。

円借款で支援中のT2の新設工事にあわせて、ノイバイ国際空港の運営主体であるACVは、T2供用準備のための運営維持管理チームを設立しました。また、T2の円滑な運営を図るために、国際協力機構(JICA)、成田国際空港株式会社、国土交通省の協力のもと、T2供用準備委員会を開催してきました(全7回/2012年4月〜2013年6月)。

T2供用準備委員会では、T2の円滑な供用を図るため、成田国際空港の事例を参考に、T2供用までの準備作業に関するアクションプランが作成・承認されました。これに加え、ノイバイ国際空港の安定的な運営、質の向上を図るための取り組みとして、成田国際空港の料金設定手法や収益拡大を図るためのテナント運営手法、利用者の利便性向上を図るための顧客満足度向上活動や日本の先端技術である光触媒技術(注)の空港旅客ターミナルでの活用に係る国土交通省等による取り組みが紹介され、これらのノイバイ国際空港での適用について検討が進められてきました。

今回のT2供用準備委員会の最終会合での提言を受け、ACVは、アクションプランに基づく供用準備作業を本格化させていきます。JICAは、航空機燃料給油システムや、旅客ターミナルの運営維持管理に係る技術協力として、専門家の追加派遣・本邦研修を実施予定です。また、T2の給油施設維持管理およびテナント業務については、豊富なノウハウを有する日本企業が将来のビジネススキームについて、ACVと協議を実施しています。このように、2015年4月の供用開始に向け、引き続き、日本の官民が連携してACVのT2準備作業を支援していきます。


(注)光の照射を受けることで、周辺の化学反応を促進する触媒物質。微生物や酸化物の分解力や優れた親水性などの特長があり、抗菌・脱臭等の効果がある。空港旅客ターミナルでは、トイレや手すり等での活用が見込まれる。