ベトナム「省エネルギーラベル基準認証運用体制強化プロジェクト」合意文書の締結

−「省エネルギー技術」の普及を後押し−

2013年9月17日

国際協力機構(JICA)は、9月17日、「ベトナム国省エネルギーラベル基準認証運用体制強化プロジェクト」実施にかかる正式な実施合意文書(Record of Discussion:R/D政府間技術協力プロジェクト合意文書)を、ベトナム科学技術省標準計量品質総局(Ministry of Science and Technology, Directorate for Standards, Metrology and Quality:STAMEQ)と、同省認定局(Bureau of Accreditation:BOA)との間でそれぞれ署名しました。

ベトナム政府は、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品に省エネルギー性能を示す省エネルギーラベルの貼り付けを義務付ける省エネルギーラベル制度を2013年から導入し、省エネルギー製品の普及を図っています。省エネルギーラベルを取得するためには、省エネルギー性能試験規格に基づき試験機関で性能を測定することが求められ、エアコンと冷蔵庫については、日本が提案している新国際標準試験規格に対応した試験規格が採用されています。新国際標準試験規格では、実際の使用に即した条件でエアコン、冷蔵庫の省エネルギー性能を測定するため、省エネルギー技術を適切に評価することができます。しかしながら、現在、ベトナム国内ではエアコンと冷蔵庫の省エネルギー性能を測定するための試験体制が十分に整っておらず、その中で省エネルギーラベル制度のみ導入されると市場の混乱が起きるのではとの懸念もあります。

今回スタートする技術協力プロジェクトは、STAMEQとBOAとの協力の下に3年間実施されるもので、ベトナムの試験・認定機関に対し、エアコン、冷蔵庫について新国際標準試験規格に基づいた省エネルギー性能試験実施のための能力向上を目的の一つとしています。本プロジェクトでJICAは、新国際標準試験規格に対応した試験装置を供与するとともに、省エネルギー性能試験の専門家を派遣し技術指導を行い、ベトナムの省エネルギー性能試験の実施体制の構築および運用能力向上を支援します。

本プロジェクトを通じ、ベトナムにおける省エネルギーラベル制度が適切に運用され、制度が定着することで、わが国にも優位がある省エネルギー技術・製品の普及に寄与することも期待されています。