タンザニア向け無償資金協力贈与契約の締結

−より多くの地方住民に安全な飲料水を−

2013年11月12日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、11月11日、タンザニア連合共和国政府との間で「タボラ州水供給計画」を対象として17億9,200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)に締結しました。

本事業は、タンザニア中西部に位置するタボラ州内の114ヵ所で人力ポンプ式の深井戸、4ヵ所で公共水栓を有した給水施設を建設し、地下水源開発に必要な物理探査機材を供与することにより、安全な飲料水へのアクセスの向上を図るものです。

タボラ州の給水率は49.1パーセント(2009年)で、タンザニア全国25州の中で4番目に低い値を示しています。また、同州にある既存の給水施設は、建設後20〜30年が経過しており、機能低下や故障などにより稼働していないものも多く、住民は汚染された不衛生な水の飲用を余儀なくされ、下痢、赤痢、腸内寄生虫症などの水因性疾病が、疾病全体の32.6パーセントを占める一因ともなっています。

一方、タボラ州は、地下水を開発するための帯水層の特定および井戸の掘削が技術的に困難な地域であるため、タンザニア政府は、高い技術を有する日本に支援を要請し、本事業の実施へとつながったものです。

本事業は、2020年を目標に対象地域の給水人口を4,250人から約4万5,000人まで増やすほか、対象地域の給水率についても、7.8パーセントから53.6パーセントまで改善させる計画です。

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