パキスタン国向け無償資金協力贈与契約の締結

−主要3国際空港におけるセキュリティの強化を通じたテロ対策強化−

2013年11月14日

国際協力機構(JICA)は、10月31日、パキスタン・イスラム共和国政府との間で「空港保安強化計画」を対象として19億4,600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、カラチ、ラホール、イスラマバードの主要3国際空港において、手荷物検査等に必要なセキュリティ検査機材を整備することにより、国際的要件(コンピュータ断層撮影(CT)X線検査装置の導入等を求める米国および欧州連合(EU)の基準)を満たすセキュリティレベルの実現に寄与するものです。

パキスタンでは近年テロが頻発しており、国際空港は物流と人の移動を担う経済活動の拠点であることから、テロの標的として常に脅威に晒されています。しかし、パキスタンの主要な空港であるカラチ、ラホール、イスラマバードの各国際空港は、前述の保安上の国際的要件を満たしておらず、空港のセキュリティ強化が大きな課題となっています。

本事業により、すべての旅客手荷物が国際的要件を満たすセキュリティ検査機材により安全確認されるようになり、またすべての車両についても、同様の要件を満たした機材により安全確認されます。これによって、主要3国際空港におけるテロ発生のリスクが低減することが期待されています。JICAは、本案件に加え、パキスタンの主要港であるカラチ港およびビン・カシム港におけるセキュリティの強化支援についても調査しており、空路、海路双方のセキュリティ向上を支援します。

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