コスタリカ共和国向けセクターローンにかかる協力協定書の署名

−グアナカステ県複数地熱サイトにおける円借款事業の実現に向けて−

2013年11月20日

右から、エドガー・アヤレス・エスナ財務大臣、ラウラ・チンチージャ コスタリカ大統領、立原佳和JICAエルサルバドル事務所長、テオフィロ・デ・ラ・トーレ・アルグエロICE総裁

国際協力機構(JICA)は、コスタリカの首都サン・ホセにて11月19日、日本政府とコスタリカ共和国政府との間で交換公文(円借款供与限度額560億8,600万円)が締結されたことを受け、「グアナカステ地熱開発セクターローン」にかかる協力協定書(Cooperation Agreement:C/A)を、コスタリカ政府およびコスタリカ電力公社(ICE)との間で署名しました。

環境保護先進国として名高いコスタリカは再生可能エネルギーの導入に力を入れており、2014年までに電源の95パーセントを再生可能エネルギーとする目標を掲げています。中でも安定的な電力供給が期待される地熱開発には大きな期待が寄せられていますが、同国初の地熱発電事業となった「ミラバジェス地熱発電事業」には、JICAが1985年に円借款を供与しました。また、増加する電力需要や2021年までの世界初の「カーボン・ニュートラル」国実現達成を支援するため、2011年12月7日には、地熱資源の開発にJICAとICEが協力して取り組んでいくことを目的とする「コスタリカでの地熱開発に関する覚書」に両機関の間で署名しています。

本セクターローンにより、同国北西部グアナカステ県に複数の地熱発電所を建設し、再生可能エネルギーによる電力供給を増強するとともに気候変動への影響緩和を図り、同国の持続的発展に貢献することを目指します。JICAは今後、今回署名したC/Aの下で各地熱発電所について、それぞれ所定の審査手続きを経て、ICEとの間で円借款貸付契約(L/A)署名に向けた手続きを進めていきます。